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Wakayama — Onsen Area
湯の峰温泉(和歌山県)の風景

Photo: Nekosuki / CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

Yunomine Onsen

湯の峰温泉

ゆのみねおんせん

熊野本宮大社に近い、日本最古級とされる湯。世界遺産に登録された入浴できる浴場「つぼ湯」があり、温泉街の湯筒で卵や野菜を茹でる。熊野古道の湯垢離場だった。

Quality
硫黄泉・炭酸水素塩泉
Access
JR紀勢本線 新宮駅(バス約1時間10分)
From Tokyo
約6時間
From Osaka
約4時間

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湯の峰温泉の宿を見る(2軒)

湯の峰温泉は熊野本宮大社の近く、紀伊半島の山中にある。

日本最古級とされる湯で、熊野詣の参詣者が身を清めた湯垢離場だった。世界遺産に登録された入浴できる浴場「つぼ湯」がある。

つぼ湯

川べりに、岩をくり抜いたような小さな浴場がある。つぼ湯と呼ばれる。

熊野本宮観光協会は、つぼ湯は熊野詣の湯垢離場として世界遺産に登録されており、世界遺産に登録された入浴できる温泉だと書いている。

入り方は決まっている。公衆浴場の番台で番号札を受け取り、混み合うときは順番を待って入る。30分交代制である。

大きさは二人ほどが入れば一杯で、自然石をくり抜いたような浴槽になっている。協会は、日によっては7回湯の色が変化するといわれていると書いている。透明から青みがかった色、乳白色へと移る。

湯垢離の場

熊野古道の中辺路は、本宮の手前で湯の峰を通る。

参詣者はここで湯に入り、身を清めてから本宮に向かった。湯垢離という。温泉が観光になるはるか前から、この湯は宗教の場だった。小栗判官の伝説もこの湯に結びついている。

この温泉地の湯

湯は硫黄を含む炭酸水素塩泉。硫黄の香りがあり、肌の角質をやわらげる。

源泉の温度は高く、温泉街の中心にある湯筒では卵や野菜を茹でられる。近くの店で卵を買い、網に入れて浸ける。地元の方が使ってきた場所である。

九十二度の硫黄泉

熊野本宮観光協会は、つぼ湯の泉質と温度を出している。

含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉、92度、無色。

92度である。そのままでは入れない。だから湯の峰では、源泉を水で薄めるか、冷ましてから使う。つぼ湯に入るときも、湯口のそばは熱い。

この温度があるから、湯の峰には「湯筒」がある。源泉が湧き出ている場所で、ネットに入れた卵や野菜を浸けて茹でられる。温泉街の中央にあり、店で生卵を買って自分で茹でる。

千八百年という数え方

湯の峰は日本最古の温泉と呼ばれることがある。

約1800年前に発見されたとされ、熊野へ詣でる人がここを湯垢離場として身を清め、長旅の疲れを癒したと伝えられている。

最古という言い方は数え方によるので、断定はできない。ただ、熊野詣という千年以上続いた参詣の道の上にあって、その行程に組み込まれていた湯であることははっきりしている。宗教行事の一部として湯に入る場所だった、というのがこの温泉地の性格である。

熊野本宮と組み合わせる

熊野本宮大社へは車で10分ほど、バスもある。

本宮に参拝して湯の峰に泊まる、という行程が古くからの形になる。同じ範囲に川湯温泉と渡瀬温泉があり、三つをまとめて本宮温泉郷と呼ぶ。川湯は川底から湯が湧き、冬は川をせき止めた露天風呂ができる。

十津川温泉は山を越えた北側にあり、熊野古道の小辺路でつながる。

歩き方

JR紀勢本線の新宮駅からバスで1時間10分ほど。大阪からは特急くろしおで紀伊田辺へ出てバスで2時間、あるいは新宮経由で、合わせて4時間ほど。

鉄道の駅から遠く、バスの本数が限られる。温泉街は小さく、徒歩で回れる。

Day Trip

湯の峰温泉の日帰り入浴

  • つぼ湯(世界遺産)
  • 公衆浴場

つぼ湯は一度に入れる人数が限られ、順番待ちになります。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

秋・春

春夏秋冬
Benefits
神経痛慢性皮膚病疲労回復
所在地Location
和歌山県
泉質Spring Quality
硫黄泉・炭酸水素塩泉
最寄駅Nearest Station
JR紀勢本線 新宮駅(バス約1時間10分)
東京からFrom Tokyo
約6時間
大阪からFrom Osaka
約4時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

湯の峰温泉のよくある質問

Qつぼ湯はどうやって入りますか?
A

熊野本宮観光協会は、公衆浴場の番台で番号札を受け取り、混み合うときは順番を待って入るよう案内しています。30分交代制で、二人ほどが入れば一杯の大きさです。

Qつぼ湯の湯の色は変わるのですか?
A

観光協会は、日によっては7回湯の色が変化するといわれていると書いています。透明、青みがかった色、乳白色へと移ります。

Q湯の峰温泉の泉質は?
A

熊野本宮観光協会はつぼ湯の泉質を含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉、92度、無色としています。そのままでは入れない温度なので、冷ますか薄めて使います。

Qつぼ湯とは何ですか?
A

川べりの岩をくり抜いたような小さな浴場で、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されています。入浴できる浴場として世界遺産に含まれる例は珍しいものです。一度に入れる人数が限られ、順番を待つ形になります。運用は現地の案内に従ってください。

Q湯の峰温泉は日帰りでも入れますか?
A

入れます。つぼ湯のほかに公衆浴場があり、日帰りで利用できます。ただし鉄道の駅から遠く、新宮駅からバスで1時間以上かかるため、熊野本宮とあわせて泊まるほうが向いています。

Q湯筒とは何ですか?
A

温泉街の中心にある高温の源泉の湯だまりで、卵や野菜を茹でられます。近くの店で卵を買い、網に入れて浸けます。観光のために作られたものではなく、地元の方が使ってきた場所です。

Q熊野本宮大社へは近いですか?
A

車で10分ほど、バスもあります。熊野古道の中辺路は本宮の手前で湯の峰を通り、参詣前に湯で身を清める湯垢離の場として使われてきました。本宮に参拝して湯の峰に泊まるという行程が、古くからの形です。

UPDATED 2026.10.01

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