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日光湯元温泉は奥日光の最も奥、湯ノ湖のほとりにある。
日光駅からいろは坂を上り、中禅寺湖と戦場ヶ原を過ぎた先である。標高が高く、東照宮のある日光の市街とは気候が違う。
勝道上人が見つけた湯
奥日光湯元温泉旅館協同組合は、788年に日光山輪王寺を建立した勝道上人がこの湯を発見したと述べている。日光を開いた僧が見つけた湯で、以来、湯治場として長く使われてきた。
江戸時代、東照宮が造られた頃には徳川幕府が「湯守」を定め、湯の管理を任せた。湯守の任を受けてから240年余りになると掲げる宿が今も温泉街の中央にある。
1954年、国が療養に適した温泉地を指定する国民保養温泉地の制度が始まったとき、最初に指定されたのは酸ヶ湯、四万、そしてこの日光湯元の三か所だった。
無色の湯が白く変わる
泉質は硫化水素型の単純硫黄泉。泉温は49.3〜78.9度と組合は案内している。
源泉の湯は無色透明である。それが地上で空気に触れると乳白色に、ときにエメラルドグリーンに変わる。湯ノ湖の畔に源泉地があり、木の小屋が並ぶ湯畑から各宿に湯が引かれている。硫黄の匂いは強く、湯の花が浮く。宿の一つは、硫黄の濃さで国内でも上位に入る湯だと自らを紹介している。
硫黄泉は銀製品を変色させる。外してから入りたい。
湖と湿原の温泉地
温泉街のすぐ前が湯ノ湖である。湖を一周する遊歩道があり、湖の水が流れ落ちる湯滝までは歩いて行ける。湯滝の先が戦場ヶ原の湿原で、木道が続く。
中禅寺湖と華厳の滝はバスで下った先にある。日光の観光は東照宮だけで終わることが多いが、奥日光まで上がると景色がまったく変わる。湯元に泊まれば、朝の湯ノ湖と戦場ヶ原を人の少ない時間に歩ける。
冬
標高が高いため冬は雪が積もり、温泉街の裏手にはスキー場がある。乳白色の湯に雪見で浸かれる温泉地である。
冬に車で向かうなら、いろは坂と金精道路方面の路面凍結を前提にしたい。金精峠を越えて群馬側へ抜ける国道120号は冬季に閉鎖される。
着くまで
東武日光駅またはJR日光駅から東武バスの湯元温泉行きで終点まで、1時間15分から20分ほど。東京からは浅草から東武の特急で東武日光まで1時間40分、合わせて3時間ほどになる。JRなら新宿から日光への直通特急がある。
車なら東北道の宇都宮ICから日光宇都宮道路に入り、清滝ICから国道120号をいろは坂経由で40分ほど。
歩き方
温泉街は湯ノ湖の畔にまとまっており、徒歩で回れる。宿はいずれも温泉宿で、組合は日帰り入浴を受け付ける宿の一覧を出している。
中禅寺湖や戦場ヶ原を歩いた帰りに湯に入り、バスで日光へ下りる。あるいは湯元に泊まって、朝の湖と湿原を歩く。どちらの使い方でも、東照宮とは別の日光がある。
日光湯元温泉の日帰り入浴
- 日帰り入浴を受け付けている宿
- 温泉街の足湯
中禅寺湖や戦場ヶ原を歩いた帰りに湯に入り、バスで日光へ下りる使い方ができます。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
秋・冬
- 所在地Location
- 栃木県
- 泉質Spring Quality
- 硫黄泉
- 最寄駅Nearest Station
- 東武日光駅・JR日光駅(バス約1時間20分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約3時間
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
日光湯元温泉のよくある質問
Q日光湯元温泉の湯はどんな湯ですか?
硫化水素型の単純硫黄泉で、泉温は49.3〜78.9度と奥日光湯元温泉旅館協同組合は案内しています。源泉は無色透明ですが、地上で空気に触れると乳白色、ときにエメラルドグリーンに変わります。硫黄の匂いがはっきりある湯です。
Q日光湯元温泉はいつからありますか?
788年、日光山輪王寺を建立した勝道上人が発見したと組合は述べています。江戸時代には徳川幕府が「湯守」を定めて湯を管理させ、1954年には酸ヶ湯、四万とともに最初の国民保養温泉地に指定されました。
Q日光湯元温泉へのアクセスは?
東武日光駅またはJR日光駅から東武バスの湯元温泉行きに乗り、終点の湯元温泉まで1時間15分から20分ほどです。いろは坂を上り、中禅寺湖、戦場ヶ原を経て着きます。東京からは浅草から東武の特急で東武日光まで1時間40分、合わせて3時間ほどです。
Q日光湯元温泉で日帰り入浴はできますか?
できます。組合は「湯元温泉にある全ての施設が温泉宿」として日帰り入浴を受け付ける宿を一覧にしています。宿ごとに時間と条件が違い、当日の状況で断る宿もあるので、事前に問い合わせるよう組合は求めています。
ほかの温泉地と比べる
日光湯元温泉の宿

奥日光湯元温泉 湯元板屋
徳川幕府が定めた「湯守」の家として湯宿を開いたと自らを紹介する、湯元温泉の宿。乳白色や淡緑色に濁る硫黄泉を源泉かけ流しにし、内風呂と露天風呂で使う。客室からは日光白根山を望む。湯元温泉バス停から徒歩3分。

奥日光湯元温泉 ゆの森
奥日光湯元の小さな宿。宿は客室露天風呂を含む館内すべての風呂で、加水なしの源泉掛け流しを使うと書く。すべての客室に露天風呂があり、2022年2月に大浴場の露天風呂ができた。東武日光駅からバスで約60分。
UPDATED 2026.09.16


