
馬頭温泉郷
Bato Onsen
栃木県那須郡那珂川町、那珂川を見下ろす高台に宿が点在する温泉郷。旧馬頭町の名を残す。泉質はpH9.7のアルカリ性単純泉で、入浴中はとろとろ、上がるとすべすべになることから「美人の湯」と呼ばれる。展望露天風呂からは那珂川と那須・日光連山が見える。那珂川は鮎の川として知られ、秋は簗場が並ぶ。那須の喧騒から離れた静かな温泉地。
12 AREAS
栃木の湯は、谷ごとに性格が分かれる。那須湯本の鹿の湯は単純酸性硫黄泉で、41度から48度まで温度の違う浴槽が並ぶ日帰り専用の共同浴場である。塩原は箒川の谷に十一の温泉地が連なり、硫黄で白濁する湯と無色透明の湯が同じ谷にある。鬼怒川はアルカリ性単純温泉で刺激が少なく、東京から乗り換えなしで着ける。強い湯と穏やかな湯が、同じ県内で選べる。
那須塩原駅が那須と塩原の両方への入口になっている。車があれば一時間ほどで行き来でき、一泊二日で塩原の谷と那須の高原を続けて回れる。鬼怒川は東武線で日光へ向かう途上にあり、初日に日光を回って鬼怒川で一泊という行程が定番になっている。紅葉期は例年10月下旬から11月上旬で、この時期は道路が渋滞する。

Bato Onsen
栃木県那須郡那珂川町、那珂川を見下ろす高台に宿が点在する温泉郷。旧馬頭町の名を残す。泉質はpH9.7のアルカリ性単純泉で、入浴中はとろとろ、上がるとすべすべになることから「美人の湯」と呼ばれる。展望露天風呂からは那珂川と那須・日光連山が見える。那珂川は鮎の川として知られ、秋は簗場が並ぶ。那須の喧騒から離れた静かな温泉地。

Chuzenji Onsen
男体山の噴火でせき止められてできた中禅寺湖のほとりに開けた温泉地。湯はここで湧いているのではなく、約12キロ離れた奥日光・湯元から引いている。標高1,269メートルの湖畔で、夏は涼しく、秋は紅葉に囲まれる。日光駅からいろは坂を上ってバスで40分ほど。

Itamuro Onsen
那須連山の西端、清流那珂川の上流沿いにある山あいの静かな温泉地。康平2年(1059年)に那須三郎宗重が鹿狩りで山奥に入り見つけたと伝わり、効能の高さから「下野の薬湯」と呼ばれる。37度から45度のアルカリ性単純温泉で、昭和46年に国民保養温泉地に指定された。湯治客が納めた杖が温泉神社に並び「杖いらずの湯」とも。綱につかまって立ったまま深い浴槽に浸かる「綱の湯」がこの土地の入り方で、日光国立公園の標高550メートルにある。

Kawaji Onsen
鬼怒川と男鹿川が合流する渓谷の温泉地。江戸時代の享保年間、男鹿川の氾濫で発見されたと伝わり、「傷は川治、やけどは滝(鬼怒川)」と言われてきたアルカリ性単純泉。渓流沿いの露天風呂「薬師の湯」があり、龍王峡へ歩ける。浅草から東武・野岩鉄道で2時間30分ほど。

Kawamata Onsen
栃木県日光市、鬼怒川の最上流にある温泉地。日光市は泉質を単純泉、ナトリウム塩化物泉とし、川沿いの客室や露天風呂が多いと書く。温泉街の中心には河原から熱湯が噴き上がる間欠泉があり、手前には瀬戸合峡という渓谷がある。

Kinugawa Onsen
鬼怒川の渓谷に大型宿が並ぶ、関東屈指の規模を持つ温泉地。日光へ向かう途上にあり、東京から乗り換えなしで着ける。

Nasu Onsen
那須岳の山腹に点在する温泉群。開湯1300年を超える鹿の湯を中心に、泉質の異なる湯が谷ごとに湧いている。

Nikko Yumoto Onsen
奥日光、湯ノ湖のほとりに湧く硫黄泉。788年に日光を開いた勝道上人が発見したと伝わり、1954年に最初の国民保養温泉地に指定された三か所の一つ。湧いたときは無色透明の湯が空気に触れて乳白色に変わる。日光駅からバスで1時間20分。

Okukinu Onsen
栃木県日光市川俣、鬼怒川の源流部にある温泉郷。女夫渕から先は一般車が入れないため、4.5キロの遊歩道を1時間20分歩くか、宿の送迎バスに乗るしかない。関東最後の秘境と呼ばれる。加仁湯は泉質の異なる5本の源泉を持ち、湧いたときは無色透明の湯が湯船にたまるうちに白や青白く濁る。加温も加水もしないため、濁り方はその日の湯量や気温で毎日変わる。日本一の高層湿原とされる鬼怒沼への登山口でもある。
Omaru Onsen
那須連山の主峰・茶臼岳の懐、標高1,300メートルにある一軒宿の温泉。奥那須温泉郷と呼ばれる最奥部にあたる。源泉から流れ出る川をそのまま浴槽にした「川の湯」で知られる。日本秘湯を守る会の会員宿。

Shiobara Onsen
箒川の渓谷に沿って十一の温泉地が連なる。泉質も湯の色も一つずつ違い、一つの谷のなかで湯めぐりが完結する。

Yunishigawa Onsen
平家の落人が隠れ住んだと伝わる山あいの温泉地。冬は河原にかまくらが並び、夜に灯りが入る。鬼怒川の奥、栃木県の北西端にある。
掲載している21軒です。順位は付けていません。 湯と建物の性格が分かるように書いてあるので、何を目的にするかで選んでください。

那珂川のほとりに建つ9室の宿。宿は150年ほど前に那珂川の中から湧き出した源泉をパイプで引いていると書く。内湯は檜風呂で24時間入れるが、露天風呂は土日祝日のみ。那珂川町観光協会は日帰り入浴を食事付の要予約としている。

栃木県那須郡那珂川町小口、那珂川を見下ろす高台に建つ全24室のホテル。昭和48年創業で、敷地は9万平方メートル。昭和62年に1,030メートルを掘削して湧いた自家源泉のアルカリ性単純泉を使う。展望露天風呂から那珂川と那須・日光連山が見える。隣接する日帰り温泉「観音湯」には銭湯ペンキ絵師の描いた富士山の壁画があり、美人の湯で練り上げた泥パックも。矢板ICから約40分。

中禅寺湖畔、ミズナラの林の中に建つログハウス風のホテル。57室。露天風呂「空ぶろ」は奥日光・湯元から約12キロ引いた硫黄泉で、循環はしていないが高温のため加水していると自ら明記している。立ち寄り湯も受け付ける。

中禅寺湖畔の15室の宿。宿は源泉かけ流しを掲げ、露天風呂は硫黄化水素泉だと書く。バス停「船の駅中禅寺」から徒歩10秒。日光駅から車で約30分。

創業475年を掲げる「保養とアートの宿」。40度前後のぬるめのアルカリ性単純泉を源泉かけ流しで、那珂川のせせらぎを聞く露天の湯、陽光を浴びるたいようの湯、ひのきの湯の三つ。現代美術作家・菅木志雄の倉庫美術館を併設し、毎月展覧会を開く。客室は梅の館・松の館・竹の館の31室で全室南向き、食事は部屋でごま・豆・昆布を土台にした料理を出す。那須塩原駅から予約制の相乗り送迎タクシーで30分。

板室温泉の41室の宿。源泉100%かけ流しを掲げ、畳を敷いた大浴場、かやぶきの全天候型露天風呂、高さ4メートルのうたせ湯「大滝の湯」などがある。日帰り入浴も湯治プランも一人旅プランもある。那須塩原駅から無料バスで約25分。

鬼怒川と男鹿川の合流点に建つ、大正15年創業の宿。川辺に張り出した露天風呂と、源泉かけ流しの屋根付き露天風呂、露天付きの貸切風呂が二つ、露天風呂付き客室がある。源泉は36.3度、毎分830リットルの自然湧出という分析値を公開している。川治湯元駅から送迎で5分。

川治温泉の5室の宿。源泉かけ流しの湯に24時間入れる。宿の近くに露天の共同浴場があり、季節ごとの景色のなかで入れると宿は書く。川治温泉駅から徒歩15分、車で3分。

川俣温泉の18室の国民宿舎。泉質は含イオウナトリウム塩化物泉。大浴場と露天風呂、家族風呂があり、風呂からは鬼怒川の渓谷と山が見える。間欠泉のある噴泉橋が近い。

鬼怒川渓谷を見下ろす大型宿。吹き抜けのロビーと、渓谷に面した空中庭園露天風呂を持つ。

鬼怒川温泉駅から徒歩8分の96室のホテル。黒御影石の「鬼怒の砦」と大理石の「きぬの夢」という二つの大浴場を持ち、それぞれにサウナと露天風呂が付く。三つの湯船を持つ貸切露天風呂「かく恋慕」がある(有料・要当日予約)。

那須湯本の12室の宿。那須温泉発祥の湯「鹿の湯」の源泉をかけ流しで使う。酸性の硫黄泉で、宿は飲用しないよう案内している。「とちぎのにごり湯の会」会員。那須塩原駅からバス50分、湯本一丁目バス停が目の前。

鹿の湯と同じ源泉を引く湯治宿。木造の階段を下りた先に、白濁の硫黄泉をたたえた浴室がある。

徳川幕府が定めた「湯守」の家として湯宿を開いたと自らを紹介する、湯元温泉の宿。乳白色や淡緑色に濁る硫黄泉を源泉かけ流しにし、内風呂と露天風呂で使う。客室からは日光白根山を望む。湯元温泉バス停から徒歩3分。

奥日光湯元の小さな宿。宿は客室露天風呂を含む館内すべての風呂で、加水なしの源泉掛け流しを使うと書く。すべての客室に露天風呂があり、2022年2月に大浴場の露天風呂ができた。東武日光駅からバスで約60分。

栃木県日光市川俣、鬼怒川の源流部に建つ全48室の山小屋風の宿。女夫渕から先は一般車が入れないため、4.5キロの遊歩道を1時間20分歩くか、宿の送迎バスで25分の林道を上がる。泉質の異なる5本の源泉を持ち、加温も加水もしない。湧いたときは無色透明の湯が湯船にたまるうちに白や青白く濁り、その濁り方は湯量や気温でその日ごとに変わる。三つの大露天風呂、樹齢600年のシナノキをくりぬいたハラハラ風呂、五つの湯船が並ぶロマンの湯など浴槽は13。
標高1,300メートル、茶臼岳の懐にある一軒宿。源泉から流れ出る川をせき止めた「川の湯」で知られる。日本秘湯を守る会の会員宿。2026年5月から夕食の提供をやめ、素泊まりか朝食付きを基本とする営業に移った。

鹿股川の川岸に露天風呂を持つ宿。八十八段の階段を下りた先に湯船があり、川面とほぼ同じ高さで湯に入る。

塩原温泉の5室の宿。敷地内から湧く無色透明のアルカリ単純泉を、無加温・無加水・無循環で使うと宿は書く。二つの風呂は貸切・家族風呂としても使える。那須塩原駅からバスで50分。

湯西川の一番奥にある19室の木造の宿。自家源泉は53度で、露天風呂はすべて源泉かけ流しだと宿は書く。貸切で使える露天の家族風呂が2か所、露天風呂付きの古民家離れもある。夕食は囲炉裏端。

平家の落人伝説が残る湯西川の宿。川にかずら橋を渡し、その先の平家の里で囲炉裏の食事を出すことで知られる。24室、露天風呂がある。