
網張温泉
Amihari Onsen
岩手県岩手郡雫石町、岩手山の南麓にある一軒宿の温泉。元湯は2キロほど山を登った犬倉山の爆裂火口跡にあり、高温の蒸気に沢水を混ぜて湯をつくり、引湯管で引いてくる。泉質は単純温泉・硫黄泉(硫化水素型)でpH4.1。沢水の量で濁り方が変わり、春夏秋は青味がかった白濁、冬は無色に近くなる。本館の大釈の湯・白泉の湯、日帰りの薬師の湯、野天の仙女の湯、鹿追足湯をあわせて「網張五湯」と呼ぶ。
14 AREAS
花巻温泉郷は一つの温泉地ではない。豊沢川と台川の谷に十二の温泉地が点在し、大型の宿が並ぶ地区もあれば、自炊部を残す湯治宿の地区もある。鉛温泉には深さおよそ1.25メートルの白猿の湯があり、座らずに立ったまま浸かる。宮沢賢治の生まれ育った土地でもあり、湯だけでなく賢治を辿る行程が組める。
新花巻駅からバスで30分ほど。地区の間はバスか車での移動になり、歩ける距離ではないので、どの地区に泊まるかを先に決めることになる。宮沢賢治記念館、羅須地人協会跡、童話村はいずれも市内にあり、温泉郷から車で回れる。中尊寺のある平泉、そして遠野が、いずれも車で一時間ほどの圏内にある。

Amihari Onsen
岩手県岩手郡雫石町、岩手山の南麓にある一軒宿の温泉。元湯は2キロほど山を登った犬倉山の爆裂火口跡にあり、高温の蒸気に沢水を混ぜて湯をつくり、引湯管で引いてくる。泉質は単純温泉・硫黄泉(硫化水素型)でpH4.1。沢水の量で濁り方が変わり、春夏秋は青味がかった白濁、冬は無色に近くなる。本館の大釈の湯・白泉の湯、日帰りの薬師の湯、野天の仙女の湯、鹿追足湯をあわせて「網張五湯」と呼ぶ。

Dai Onsen
岩手県花巻市、山峡の細い坂道に宿が並ぶ温泉地。台温泉旅館組合は、十数か所から湧く源泉を宿ごとに使い分けていると書く。泉温96度・88.4度・76度の三系統が示され、硫黄の匂う湯がある。南部藩で最も早く開けた温泉で、1922年に湯を引いて花巻温泉が開かれた。

Hanamaki Onsen
豊沢川と台川の谷に十二の温泉地が点在する。宮沢賢治が歩いた土地であり、鉛温泉の立って入る白猿の湯が知られる。
Kindaichi Onsen
岩手県二戸市、馬淵川のほとりにある国民保養温泉地。日本温泉協会は、寛永3年(1626年)の発見で、江戸時代には南部藩の指定湯治場「侍の湯」として賑わったと書く。泉質は単純温泉。温泉街には座敷わらしが現れるという旅館がある。二戸駅から車で20分。

Matsukawa Onsen
十和田八幡平国立公園、ブナとナラの原生林に囲まれた標高875メートルの松川沿いの湯。発見は250年ほど前と八幡平市観光協会は案内し、4軒の宿が静かに湯けむりを上げる。泉質は単純硫化水素泉で、湧いた時は無色透明、空気に触れて乳白色に濁る。谷の地面の下の熱で昭和41年に日本で最初の地熱発電所が運転を始めた土地で、宿の暖房も温泉の蒸気で賄う。三ツ石山と姥倉への登山口、冬は下倉スキー場。盛岡駅からバスで110分、1日2本。

Namari Onsen
岩手県花巻市、豊沢川の谷にある花巻温泉郷の一地区。一軒宿が湯の上に建ち、湯船の底から源泉が湧く立って入る岩風呂がある。宿は開湯を1443年頃、旅館としての創業を1786年とし、源泉5本すべてを加水も加温も循環もせずに使うと書く。宮沢賢治の童話に湯の名が出てくる。

Osawa Onsen
岩手県花巻市、豊沢川沿いの一軒宿。旅館の山水閣と自炊の湯治屋、かやぶきの菊水舘という三つの館が並ぶ。豊沢川に面した混浴の大露天「大沢の湯」が名物。宿は千二百年の湯めぐりの里を名乗り、坂上田村麻呂の伝説と宮沢賢治・高村光太郎ゆかりの湯を伝える。

Oshuku Onsen
盛岡の西、雫石町の山あいに湧く開湯450年の温泉。一羽の鶯が傷を湯に浸して治していたという伝承が名の由来。鶯宿川に沿って約2キロにわたり旅館とホテルが並ぶ。源泉は50〜60度のアルカリ性単純泉で、宿によっては熱い湯を「湯もみ」で冷ましてから入る。盛岡駅からバスで50分。
Semi Onsen (Iwate)
岩手県北上市和賀町、夏油高原の山に囲まれた一軒宿の温泉。宿は三つの源泉と七つの風呂を持つとし、化粧水のようなとろみのある「美人の湯」を掲げる。大浴場の露天風呂は現在閉鎖中で、再開時期は未定。北上駅から車で25分、無料送迎がある。

Shidotaira Onsen
岩手県花巻市、豊沢川の渓谷沿いにある花巻温泉郷の一地区。大型の宿があり、全長25メートルの眺望風呂や渓流展望の半露天、溶岩サウナ、洞窟サウナなどを備える。鉛温泉や大沢温泉が湯治宿の性格を残すのに対し、志戸平は設備の整った温泉地である。
Suijin Onsen
岩手県北上市和賀町岩崎、北上から夏油高原へ向かう道沿いにある温泉。宿は一軒で、泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性泉)。北上観光コンベンション協会は源泉100パーセントのかけ流しの湯が自慢だと書く。保養所の性格が強く、合宿や宴会を受け入れている。北上駅から車で20分。

Sukawa Onsen
岩手・宮城・秋田の三県にまたがる栗駒山の八合目、標高1,126メートルに湧く温泉。873年の『日本三代実録』に酢川として記されると宿は書く。pH2.2の強酸性で、毎分6,000リットルという全国屈指の湧出量。泉質は酸性・含硫黄・鉄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)と一関温泉郷は示す。30人から50人が入る大露天風呂と、噴気で体を蒸す天然蒸し風呂「おいらん風呂」がある。深い雪に閉ざされるため、営業は例年4月下旬から11月上旬。

Toshichi Onsen
岩手県八幡平市、八幡平の山頂近く標高1400メートルにある一軒宿の温泉。盛岡・八幡平広域観光エリアの公式サイトは東北で最も高い場所にある温泉とし、五つの露天風呂の湯床からぶくぶくと湯が湧いていると書く。白濁した単純硫黄泉で源泉掛け流し。営業は4月下旬から10月下旬まで。

Tsunagi Onsen
盛岡の奥座敷、御所湖のほとりに宿が並ぶ温泉。約900年前、前九年の役で源義家が愛馬を石に繋いで湯に入れ、矢傷を癒したという繋石の伝説が名の由来。六つの源泉から毎分約2,000リットルが湧き、pH8.7〜9.5の高いアルカリ性の単純硫黄泉。昭和55年の御所ダムで旧温泉街は湖底に沈み、湖畔に移った。盛岡駅からバス30分、角館や平泉、八幡平への拠点になる。
掲載している20軒です。順位は付けていません。 湯と建物の性格が分かるように書いてあるので、何を目的にするかで選んでください。

岩手県岩手郡雫石町、岩手山の南麓に建つ全75室の宿。敷地内の五か所の湯「網張五湯」を持つ。犬倉山の爆裂火口跡の元湯から約2キロの引湯管で引いた単純温泉・硫黄泉(硫化水素型)、pH4.1。本館の大釈の湯(内湯と露天)と白泉の湯、日帰り施設の薬師の湯、森を7分歩く野天風呂の仙女の湯、鹿追足湯。JR盛岡駅から宿泊者専用の無料シャトルバスがある。

台温泉の8室の宿。本館と別館にそれぞれ別の源泉を引き、泉質も違う。本館が弱アルカリ性単純温泉で浴槽3か所、別館が塩化物泉・硫酸塩泉で浴槽2か所。別館の二つと本館の紅梅の湯は貸切にもできる。

台温泉の木造4階建ての宿。岩盤をくり抜いた天然の岩風呂があり、一番深いところは水深90センチほどで大人が立って入れる。泉質は弱硫黄泉で、宿はかけ流しの湯だと書く。家族風呂は無料。客室は和室10室。
金田一温泉の38室の宿。日帰り温泉施設の2階が宿泊スペースになっている。泉質は低張性弱アルカリ性の単純温泉で、大浴場とサウナがある。IGR金田一温泉駅から車で5分。
座敷わらしの伝説で知られる10室の宿。源泉かけ流しで24時間入れる。日帰り入浴は10時30分から15時、大人500円。メンテナンス休館日が月に数日あり、2026年10月9日から16日は青森国体の選手の貸切で一般の宿泊ができない。

十和田八幡平国立公園、ブナの原生林に囲まれた標高875メートルの谷あいに佇む宿。硫黄成分を豊富に含んだ乳白色のにごり湯を露天風呂と内湯に注ぎ、宿は源泉かけ流しと案内する(日本秘湯を守る会のサイトには加水ありとある)。露天風呂は混浴と女性専用、内湯は男女別で、宿泊者は24時間入れる。硫黄で金属が腐食するためシャワーはなく、湯を溜めた樋から湯をすくう。暖房は温泉の蒸気。夕食は部屋でホロホロ鳥鍋か短角牛。日帰り入浴は8時30分から19時。盛岡駅からバス110分、バス停は敷地内。

八幡平の松川温泉にある30室の宿。高温と低温の二種類の源泉を源泉100%かけ流しで使う乳白色の湯。硫化水素が金属を腐食させるため浴場にシャワーがない。2026年9月25日から女性専用露天風呂が故障で使えず、19時から21時は混浴露天を女性専用にしている。

立ったまま入る深さ1.25メートルの「白猿の湯」を持つ宿。総けやき造りの本館に四つの浴場があり、宿は源泉5本を加熱も加水も循環もせずに使うと書く。旅館部と自炊の湯治部が同じ建物にあり、湯治の形が今も生きている。32室。

大沢温泉の三つの館のうち、自炊できる湯治宿「湯治屋」。56室。名物は豊沢川に面した混浴大露天風呂「大沢の湯」。女性用露天「かわべの湯」と大浴場「薬師の湯」もあり、宿は全6湯を湯めぐりできると書く。

大沢温泉の三つの館のうち、旅館として泊まる棟。高い天井と大きなガラス窓の大浴場と露天、貸切家族風呂を持ち、同じ敷地の湯治屋側の浴場にも入れる。ギャラリーコーナーに大沢温泉ゆかりの書画が展示されている。50室。

鶯宿川の清流沿いに建ち、竹あかりの灯るロビーで迎える宿。100%源泉かけ流しを掲げ、6階の展望大浴場は大理石と和風の浴場が日替わりで男女入れ替わる。ラウンジの飲み物や夜食を宿泊料に含むオールインクルーシブと囲炉裏のバイキング。盛岡駅から無料送迎バスで45分。

鶯宿の221室のホテル。大浴場が洋風と和風にあり、深夜に男女を入れ替えるので泊まれば両方に入れる。露天風呂から岩手山が見える。サウナと水風呂、家族風呂もある。
夏油高原の一軒宿。三つの源泉と七つの風呂を持ち、宿は化粧水のようなとろみの「美人の湯」を掲げる。貸切風呂は宿泊者無料。露天または半露天の付いた客室が3室ある。大浴場の露天風呂は閉鎖中。36室。

志戸平温泉の大型旅館。全長25メートルの眺望風呂「天河の湯」と、二階層吹き抜けの「日高見の湯」を持ち、溶岩サウナと洞窟サウナを備える。貸切風呂が3つ。日帰り入浴は時間帯が決まっている。163室。

豊沢川のそばに建つ26室の宿。大浴場と客室露天風呂で泉質の違う温泉が楽しめる。大浴場の露天は男女で趣向を変えてあり、朝晩で入れ替わる。花巻南ICから車で15分、新花巻駅・花巻駅からシャトルバスあり。
水神温泉の一軒宿。泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性泉)で、北上観光コンベンション協会は源泉100パーセントのかけ流しの湯が自慢だと書く。大広間があり宴会や合宿を受け入れる保養所の性格が強い。北上駅から車で20分。

岩手県一関市、栗駒山の八合目、標高1,126メートルに建つ全36室の宿。pH2.2の強酸性泉が毎分6,000リットル湧く。30人から50人が入る大露天風呂「大日湯」、内湯と小さな露天が付く「須川の湯」、45度ほどの「霊泉の湯」、そして噴気で体を蒸す天然蒸し風呂「おいらん風呂」の四つの湯がある。効用は東北大学医学部の4医局が50年にわたり温泉治療を行ってきたと宿は書く。冬は雪に閉ざされ、営業は例年4月下旬から11月上旬。

藤七温泉の一軒宿で26室。標高1400メートル、八幡平の山頂近くに建つ。五つの露天風呂の湯床から湯が湧き、白濁した単純硫黄泉をそのまま使う。営業は4月下旬から10月下旬まで。盛岡駅からバスで110分。

つなぎ温泉の113室のホテル。2001年に造った「庭園縄文風呂」に、ストーンサークルや竪穴式住居をテーマにした露天風呂が並ぶ。泉温65.3度、pH9.1。日帰り入浴は平日大人1,200円。姉妹館ホテル紫苑の湯も無料で使える。

御所湖畔の盛岡つなぎ温泉に建つ純和風の旅館。至光の湯と新瑞光の湯の混合泉、65.3度、pH9.1の単純硫黄泉を、裏山の四季を見る露天風呂と中庭を見る大浴場に使う。2015年から2022年にかけて新設した源泉かけ流しの露天風呂付き客室が8畳、10畳、和洋室、コネクティングと揃い、12.5畳にツインベッドルームの露天付き和洋室は8名まで。館内に飲食施設はなく、日帰り入浴とサウナ、家族風呂はない。盛岡駅からバス30分、バス停まで迎え。