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川に沿って七つ
河津温泉郷は静岡県河津町、河津川の流域に点在する温泉の総称である。
河津町観光協会は、町の温泉を今井浜、河津浜、峰・笹原・田中、谷津、大滝・七滝・天城山の各エリアに分けて案内している。峰温泉については「河津の七つの温泉郷のひとつ」と書いている。
海から山へ、河津川をさかのぼる形で温泉が並んでいる。河口側の河津浜と今井浜は海に面し、中流の峰と谷津は川沿いの集落、上流の七滝は天城の山の中である。同じ町のなかで景色がまったく変わる。
このうち今井浜温泉については別に記事を置いている。
三十メートル噴き上がる湯
河津温泉郷で最も知られているのが峰温泉の大噴湯である。
河津町観光協会はこう書いている。「東洋一を誇る峰温泉の大噴湯」は大正15年11月22日正午、爆音と共に地上約50mの上空を突き刺し誕生しました。以来90年以上ひとときも絶えることなく噴き上げ続けています、と。
続けて、毎分600リットル100度の温泉が高さ30メートルまで噴き上がる自噴水だとしている。
100度の湯が毎分600リットル。これが人の手を介さず噴き上がっている。掘削の途中で吹き上がったものが、そのまま観光の目玉になった。
いまは休園中
ただし、2026年10月時点では見られない。
河津町観光協会は、峰温泉大噴湯公園は園内工事のため令和8年9月29日から令和8年11月2日まで休園すると告知している。
通常は入園無料で、噴き上げは1日7回、1回の噴き上げ時間は約1分ほどである。メンテナンス休園は毎週火曜日と金曜日。公園では温泉で大噴湯たまごを作ったり、足湯に浸かったりできる。
行く前に、公園が開いているかを確かめてほしい。
二月の桜
河津の名を全国に広げたのは温泉ではなく桜である。
河津桜は早咲きの桜で、例年2月に咲く。河津川沿いの並木が一斉に色づき、河津桜まつりが開かれる。ソメイヨシノより一か月以上早く、濃いピンク色をしている。
この時期は町に人が集中する。宿も道路も混むので、早めの手配が要る。裏を返せば、2月以外の河津は静かである。
伊豆の踊子の道
河津町観光協会は自分たちを「伊豆の踊り子と河津桜の里」と呼んでいる。
川上の湯ヶ野は、川端康成の『伊豆の踊子』にゆかりのある土地である。天城峠を越えてくる道筋にあたり、いまも古い宿が残っている。
さらに上流には河津七滝がある。七つの滝が遊歩道でつながっていて、天城越えの道筋から歩いて回れる。
日帰りで入る
河津町観光協会は、河津町には日帰りで楽しめる温泉や足湯など気軽に立ち寄れる施設が点在していると書いている。
峰温泉の豊かな湯量を生かした「踊り子温泉会館」、大噴湯公園の足湯処、河津川沿いの笹原公園(3,500平方メートル)の足湯などがある。笹原公園の付近は、2月になると河津桜まつりで人が集まる場所である。
歩き方
伊豆急行線の河津駅が起点である。東京から特急踊り子で2時間40分ほど。
温泉が海から山まで広がっているので、全部を歩いて回ることはできない。河津浜と桜並木は駅から歩けるが、峰や谷津はバス、七滝は車かバスでさらに上流へ向かうことになる。
泊まるエリアを先に決めてから宿を選んだほうがいい。海を見たいのか、川沿いの静けさを取るのか、山に入るのかで、同じ河津でもまったく違う旅になる。
河津温泉郷の日帰り入浴
- 峰温泉大噴湯公園
- 踊り子温泉会館
- 河津七滝
- 河津桜並木
大噴湯公園は令和8年11月2日まで園内工事で休園しています。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
冬・春
- 所在地Location
- 静岡県
- 泉質Spring Quality
- 塩化物泉・単純温泉
- 最寄駅Nearest Station
- 伊豆急行線 河津駅
- 東京からFrom Tokyo
- 約2時間40分
- 大阪からFrom Osaka
- 約5時間30分
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
河津温泉郷のよくある質問
Q河津温泉郷とは何ですか?
河津町の河津川流域に点在する温泉の総称です。河津町観光協会は温泉地を今井浜、河津浜、峰・笹原・田中、谷津、大滝・七滝・天城山の各エリアに分けて案内しており、峰温泉を「河津の七つの温泉郷のひとつ」と紹介しています。
Q峰温泉の大噴湯とは?
河津町観光協会は、大正15年11月22日正午、爆音とともに地上約50メートルの上空を突き刺して誕生し、以来90年以上ひとときも絶えることなく噴き上げ続けていると書いています。毎分600リットル、100度の温泉が高さ30メートルまで噴き上がる自噴水です。
Q大噴湯は見られますか?
2026年10月時点では見られません。河津町観光協会は、峰温泉大噴湯公園は園内工事のため令和8年9月29日から令和8年11月2日まで休園すると告知しています。通常は入園無料で、噴き上げは1日7回、1回約1分です。メンテナンス休園は毎週火曜日と金曜日です。
Q河津桜はいつ咲きますか?
例年2月です。河津町観光協会は河津桜まつりを毎年2月に開催しています。河津川沿いの並木が早咲きの桜で埋まり、この時期は町に人が集中します。宿も道路も混むので、早めの手配が要ります。
Q日帰りで入れますか?
入れます。河津町観光協会は、河津町には日帰りで楽しめる温泉や足湯など気軽に立ち寄れる施設が点在していると書いています。峰温泉の湯量を生かした「踊り子温泉会館」や、大噴湯公園の足湯処、笹原公園の足湯があります。
Q河津温泉郷へのアクセスは?
伊豆急行線の河津駅が起点です。東京から特急踊り子で2時間40分ほど。温泉は海側から山側まで広がっているので、エリアによってはバスか車での移動になります。
ほかの温泉地と比べる
河津温泉郷の宿

河津温泉郷 海遊亭
河津温泉郷の海側、河津浜にある12室の宿。全室がオーシャンフロントで、露天風呂を持つ。泉質はナトリウム塩化物泉。伊豆急行線の河津駅から徒歩7分と、河津桜の並木にも歩いて出られる位置にある。

河津温泉郷 磯あるきの湯宿 潮雲
全7室すべてに河津浜を望む温泉かけ流しの露天風呂が付く宿。宿は一世紀以上前の本店創業から「湯守り」という職人がかけ流しを管理してきたと書く。共用の「潮騒の湯」は時間帯で大浴場と貸切に切り替わる。伊豆急の河津駅から徒歩3分。
UPDATED 2026.10.02


