本文へ移動本文へスキップ
Shizuoka — Onsen Area
雲見温泉(静岡県)の風景

Photo: Alpsdake / CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

Kumomi Onsen

雲見温泉

くもみおんせん

西伊豆、松崎町の南端にある漁師町の温泉地。駿河湾の向こうに富士山が立つ。宿は泉質をカルシウム・ナトリウム-塩化物温泉とし、よく温まることから別名「熱の湯」と呼ばれると書く。背後の烏帽子山は海底火山の根が地上に出たもので、伊豆半島ジオパークのジオサイトである。

Quality
塩化物泉
Access
伊豆急下田駅(バス約60分)
From Tokyo
約4時間
From Osaka

※ 本ページにはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます

雲見温泉の宿を見る(2軒)

海の向こうに富士山がある

雲見は、西伊豆の松崎町の南端にある漁師町である。

海に面した小さな集落で、宿はほとんどが民宿か小規模な旅館だ。目の前は駿河湾。そしてその向こうに、富士山が立っている。

伊豆から富士山が見える場所は多いが、海を挟んで正面に見える場所は限られる。雲見はその一つで、冬の晴れた日には湾の上に白い山が浮かぶ。

熱の湯

宿はこの温泉をこう書いている。身体がよく温まり、保湿効果が長い「雲見温泉」。別名『熱の湯』と呼ばれています、と。

泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物温泉。高張性・中性・高温泉である。

塩化物泉は肌に膜をつくる。湯から上がっても熱が逃げにくいので、冬の海辺でもすぐには冷めない。漁師町の湯としては理にかなった性質である。

高張性というのは、体液より濃いということだ。成分がしっかり入っているぶん、長湯よりは短く入って休むほうが体に負担が少ない。

烏帽子山という火山の根

集落の背後に、形の変わった小山が立っている。烏帽子山である。

松崎町はこう説明している。標高162メートル。山の形が烏帽子に似ていることから名づけられた。山体はかつて海底火山にあったマグマの通り道が地上に現れた火山の根であり、伊豆半島ジオパークにおける松崎町のジオサイトとなっている、と。

火山の根というのは、火山の本体が削られてなくなり、内部の硬い部分だけが残ったものである。いま見えている岩は、かつて海の底でマグマが通っていた道そのものだ。

伊豆半島はもともと南の海にあった火山島が本州にぶつかってできた。雲見の小山は、その来歴が目に見える形で残っている場所である。

富士山を褒めてはいけない

烏帽子山の山頂には、雲見浅間神社がある。

松崎町はこう書いている。祭神は磐長姫命。「浅間」の名がついた神社は富士山の女神・木花咲耶姫命を祀ることが多いが、雲見浅間神社では姉の磐長姫命を祀っている。醜女だが長寿の徳を持つこの女神は、美人で繁栄の徳を持つ妹に嫉妬しているとされ、地元雲見では「この山で富士山を褒めると怪我をする」などの言い伝えがある、と。

海越しに富士山が最もよく見える山の上で、富士山を褒めてはいけない。そういう土地である。

本殿の南側の大岩には展望台があり、南に千貫門、北西に駿河湾越しの南アルプス、北に堂ヶ島と富士山が見えると町は書いている。

潜る人の町でもある

雲見はダイビングのスポットとしても知られている。

海底火山の根が海の中にも続いているので、地形が複雑である。洞窟や岩の壁が続く。夏は海水浴場も開く。

温泉だけを目的に来る土地ではなく、海に入って、上がって、湯に浸かる。そういう使われ方をしてきた。

行き方と季節

伊豆急下田駅からバスで約60分。松崎からさらに南へ下る。バスの本数は多くないので、時刻は先に調べておくこと。

車なら西伊豆の海沿いの道を走る。曲がりくねった道で時間はかかるが、途中の眺めがよい。

富士山を目的にするなら冬である。空気が澄んで、見える日が多くなる。夏は海、冬は山。同じ場所で目的が入れ替わる。

Day Trip

雲見温泉の日帰り入浴

  • 烏帽子山と雲見浅間神社
  • 千貫門
  • 雲見海水浴場

烏帽子山の展望台からは南に千貫門、北に堂ヶ島と富士山が見えます。石段が続くので歩きやすい靴で。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

冬・春

春夏秋冬
Benefits
神経痛冷え性疲労回復
所在地Location
静岡県
泉質Spring Quality
塩化物泉
最寄駅Nearest Station
伊豆急下田駅(バス約60分)
東京からFrom Tokyo
約4時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

雲見温泉のよくある質問

Q雲見温泉から富士山は見えますか?
A

見えます。駿河湾を挟んだ対岸に富士山が立ちます。冬のほうが空気が澄んで見える日が多くなります。海越しの富士山という構図は、西伊豆のなかでも雲見がよく知られています。

Q雲見温泉の湯はどんな湯ですか?
A

宿はカルシウム・ナトリウム-塩化物温泉(高張性・中性・高温泉)としています。身体がよく温まり、保湿効果が長いことから別名「熱の湯」と呼ばれると書いています。

Q烏帽子山とは何ですか?
A

雲見地区にある標高162メートルの山です。松崎町は、山体はかつて海底火山にあったマグマの通り道が地上に現れた火山の根であり、伊豆半島ジオパークのジオサイトだと説明しています。山頂には雲見浅間神社があります。

Q雲見温泉へのアクセスは?
A

伊豆急下田駅からバスで約60分です。松崎からも南へ下ります。車なら東名高速の沼津インターから西伊豆の海沿いを走ります。公共交通で行く場合、バスの本数は多くないので時刻を先に調べてください。

Compare

ほかの温泉地と比べる

UPDATED 2026.10.01

Related

似た湯をもつ温泉地