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Shizuoka — Onsen Area
下賀茂温泉(静岡県)の風景

Photo: Yobito KAYANUMA / CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

Shimokamo Onsen

下賀茂温泉

しもかもおんせん

伊豆半島の最南端、南伊豆町の青野川沿いにある温泉地。日本温泉協会は高温の温泉が豊富に自噴していると書き、静岡県温泉協会は高温の温泉熱を利用したメロンや花の栽培も行っていると案内する。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、源泉は宿によって90度前後。早春には青野川沿いに河津桜と菜の花が咲く。伊豆急下田駅からバスで25分。

Quality
塩化物泉
Access
伊豆急行 伊豆急下田駅(東海バス下賀茂行き約25分、終点下車)/東名高速 沼津IC(車約120分)
From Tokyo
約3時間30分
From Osaka
約6時間

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下賀茂温泉の宿を見る(2軒)

伊豆のいちばん南

下賀茂温泉は静岡県賀茂郡南伊豆町。伊豆半島の最南端にある温泉地だ。

日本温泉協会の紹介は短い。「伊豆最南端に位置する温泉地。青野川沿いにあり、自然環境が良い。高温の温泉が豊富に自噴している」。

静岡県温泉協会も「伊豆半島の最南端、青野川沿いの静かな温泉地」と書く。

伊豆の東海岸を南下すると、熱川、稲取、今井浜、河津、下田と温泉地が続く。下田からさらに西へ回り込んだ先が南伊豆町で、下賀茂はその中心にある。

海沿いではなく、川沿いだ。青野川という川に沿って宿が並んでいる。

熱すぎる湯

下賀茂温泉の特徴は、湯が熱いことである。

宿によっては源泉温度が90度前後ある。日本温泉協会の施設情報では、ある宿の泉温を81.1度としている。

90度は、そのままでは絶対に入れない。各宿が冷ます工夫をしている。かつては水を足すのが普通だったが、それをすると温泉が薄まる。

加水せずに冷ます方法を入れた宿もある。竹の枝を伝わせて湯を水滴にし、空気に触れさせて温度を下げる装置だ。高温泉の多い土地では、こうした仕組みが実際に使われている。

熱い湯が豊富に自噴する、というのは資源としては恵まれている。ただし扱いには手間がかかる。

メロンを育てる熱

高温泉のもうひとつの使い道が農業だ。

静岡県温泉協会は下賀茂温泉について「高温の温泉熱を利用したメロンや花の栽培も行っている」と書いている。

温室の加温に温泉の熱を使う。燃料を焚かずに温度を保てるので、この土地では古くから行われてきた。

温泉が農業の基盤になっている温泉地は全国にいくつかあるが、メロンまで作っている例は多くない。町を歩くと温室が目につく。

湯けむりが上がる景色のなかに、ビニールハウスが混じっている。それが下賀茂の風景だ。

二月の桜と菜の花

下賀茂がいちばん賑わうのは冬の終わりである。

静岡県温泉協会は「早咲きの河津桜と菜の花を見にツアー客が大勢訪れる」と書く。

青野川沿いに河津桜の並木があり、その足元に菜の花が咲く。ピンクと黄色が同時に並ぶ景色は、この土地でしか見られない組み合わせだ。

例年2月から3月。開花は年によって前後する。まつりの期間は道も宿も混むので、早めに押さえたほうがいい。

河津町の桜並木は川の両岸に続く長い並木だが、下賀茂は菜の花との取り合わせで知られている。同じ河津桜でも、見え方が違う。

静かな温泉地

下賀茂には、大きな温泉街がない。

青野川沿いに宿が点在し、あいだに温室と民家が混じる。土産物屋の通りも、ネオンもない。

静岡県温泉協会が「静かな温泉地」と書くとおりだ。桜の時期を外せば、人はあまりいない。

伊豆の温泉地としては、観光地化がいちばん進んでいない部類に入る。熱海や伊東とは町の作りが違う。

湯そのものと、季節の花と、海と山。それだけで組み立てる場所である。

海へ出る

下賀茂は川沿いにあるが、海はすぐ近い。

弓ヶ浜までは車で10分ほど。白い砂の弧を描く浜で、遠浅で波が穏やかだ。

伊豆半島の南端である石廊崎へも車で20分ほど。断崖の上に灯台と神社が立っている。

西へ回れば妻良や子浦といった小さな漁港があり、夏はダイビングや磯遊びの人が来る。

下賀茂に泊まって、日中は海へ出る。そういう組み立てが素直だ。

着くまで

伊豆急行の伊豆急下田駅から東海バスの下賀茂行きで約25分、終点で降りる。

車なら東名高速の沼津ICから国道414号・136号経由で約80キロ、120分ほどと日本温泉協会は案内している。伊豆半島を縦断する道なので、時間には余裕を見ておきたい。

新東名の長泉沼津ICからも同じくらいの距離だ。

東京から電車で3時間30分ほど。伊豆の温泉地のなかではいちばん遠い部類に入るが、そのぶん人が少ない。

Day Trip

下賀茂温泉の日帰り入浴

  • 弓ヶ浜
  • 石廊崎
  • みなみの桜と菜の花まつりの会場

南伊豆町は伊豆半島の最南端にあたる。海と川の両方が近い。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

冬・春

春夏秋冬
Benefits
きりきず冷え性皮膚乾燥症
所在地Location
静岡県
泉質Spring Quality
塩化物泉
最寄駅Nearest Station
伊豆急行 伊豆急下田駅(東海バス下賀茂行き約25分、終点下車)/東名高速 沼津IC(車約120分)
東京からFrom Tokyo
約3時間30分
大阪からFrom Osaka
約6時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

下賀茂温泉のよくある質問

Q下賀茂温泉はどこにありますか
A

静岡県賀茂郡南伊豆町、伊豆半島の最南端です。日本温泉協会は「伊豆最南端に位置する温泉地。青野川沿いにあり、自然環境が良い。高温の温泉が豊富に自噴している」と書いています。伊豆急行の伊豆急下田駅から東海バスの下賀茂行きで約25分、終点で降ります。

Q湯が熱いと聞きました
A

熱いです。宿によっては源泉温度が90度前後あります。日本温泉協会の施設情報では、ある宿の泉温を81.1度としています。そのままでは入れないので、各宿が冷ます工夫をしています。加水せずに冷ます竹製の装置を入れている宿もあります。

Q泉質を教えてください
A

日本温泉協会は塩化物泉、静岡県温泉協会はナトリウム-塩化物泉としています。宿によってはナトリウム・カルシウム塩化物泉と表示しています。塩分が強いので体が温まりやすく、湯冷めしにくい湯です。泉質別適応症として、きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症が挙げられています。

Qメロンを作っているというのは本当ですか
A

本当です。静岡県温泉協会は下賀茂温泉について「高温の温泉熱を利用したメロンや花の栽培も行っている」と書いています。温室の加温に温泉の熱を使う方式で、高温泉が豊富な土地ならではの使い方です。

Q桜はいつ見られますか
A

例年2月から3月です。静岡県温泉協会は「早咲きの河津桜と菜の花を見にツアー客が大勢訪れる」と書いています。青野川沿いの並木で、ピンクの桜と黄色い菜の花が同時に見られるのがこの土地の特徴です。開花は年によって前後するので、南伊豆町の案内を見てから日を決めてください。

Q海は近いですか
A

近いです。弓ヶ浜までは車で10分ほど。下賀茂温泉は川沿いの内陸にありますが、南伊豆町の海岸線はすぐそこです。石廊崎や妻良、子浦へも車で回れます。

UPDATED 2026.09.25

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