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Oita — Onsen Area
湯坪温泉(大分県)の風景

Photo: Raita Futo from Tokyo, Japan / CC BY 2.0 via Wikimedia Commons

Yutsubo Onsen

湯坪温泉

ゆつぼおんせん

大分県玖珠郡九重町湯坪、九重夢温泉郷の十一のうちのひとつ。九重町は大岳地獄があり古くから自然の温泉が湧出していた土地で、昭和50年代に地元農家が民宿を始め、今は約20軒の民宿があって湯坪民宿村と呼ばれると書く。採れたての野菜や山菜が豊富で、安く泊まれる。九重連山を望む位置にある。

Quality
単純温泉
Access
JR久大本線 豊後中村駅(車約40分)/やまなみハイウェイから筋湯経由(車約20分)
From Tokyo
約4時間30分
From Osaka
約5時間

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湯坪温泉の宿を見る(2軒)

農家が始めた宿の村

湯坪温泉は大分県玖珠郡九重町湯坪。九重連山の麓にある。

九重町の公式サイトは、この温泉地の成り立ちをこう書いている。

「この地は、大岳地獄があり古くから自然の温泉が湧出していました。昭和50年代に地元農家が民宿を始め、現在約20軒の民宿があり『湯坪民宿村』と呼ばれています。採れたての新鮮野菜や山菜が豊富で、しかも安価な宿泊料金で温泉を楽しめます」。

旅館でもホテルでもなく、民宿である。しかも農家が始めた。

昭和50年代というと1975年から1984年。くじゅう連山の観光が伸びた時期にあたる。登山や高原の客を、地元の農家が自分の家で受けるようになった。

約20軒。それが集まって村になっている。

大岳地獄があった土地

九重町の文にある「大岳地獄」は、地面から蒸気が噴き出す場所のことだ。

九重町一帯は地熱の土地で、大岳には九州電力の地熱発電所がある。大分県は、この大岳発電所が昭和42年(1967年)に運転を始めた日本で最初の事業用地熱発電所だと紹介している。

つまり湯坪の湯は、掘り当てたものではなく、もともと出ていた。それを農家が使うようになったという順番だ。

地獄という言い方は、九重町の温泉地の名前にも残っている。寒の地獄温泉がそれだ。

安く泊まる温泉地

九重町が「安価な宿泊料金」とわざわざ書いているのは、この温泉地の性格をよく表している。

民宿なので、部屋数は少ない。数室という宿が多い。館内に土産物屋も宴会場もない。

代わりに、畑で採れたものが食卓に出る。山菜、野菜、地鶏。

くじゅうを歩く人、高原を回る人が、寝るためと湯のために泊まる。そういう使われ方をしてきた。

宿によっては露天から九重連山が見える。山のなかの集落なので、遮るものが少ない。

筋湯まで車で十分

湯坪の隣が筋湯温泉である。

筋湯には共同浴場「うたせ大浴場」があり、3メートルの高さから18本の湯が落ちる。肩や腰に当てて筋の凝りをほぐすので「筋湯」という名前になった。

車で10分ほど。湯坪に泊まって筋湯のうたせ湯に入る、という回り方ができる。

九重町には十一の温泉地がある。筋湯、宝泉寺、長者原、湯坪、龍門、壁湯、筌の口、寒の地獄、九酔渓、川底、水分。

湯坪はそのうち山の側、標高の高いほうに属する。

くじゅうに登る前の夜

長者原までは車で20分ほど。牧ノ戸峠へも近い。

長者原はくじゅう連山の登山基地で、タデ原湿原がある。ラムサール条約の登録湿地だ。

牧ノ戸峠は久住山への最短ルートの起点になる。標高1330メートルまで車で上がれるので、そこから登る人が多い。

くじゅうの山は朝が早い。前の晩に麓に泊まっておくと、登山口に朝いちばんで入れる。民宿が早い朝食に対応することもある。

静かさの種類

温泉地の静かさにはいくつか種類がある。

宿が一軒しかなくて静かな場所、大きな宿が離れて建っていて静かな場所、そして、小さな宿が集まっているのに賑やかにならない場所。

湯坪は三つめにあたる。二十軒あっても、それぞれが数室の民宿なので、集落全体で見ても客の数が知れている。

通りに店はない。夜は暗い。

九重町の温泉地のなかでも、いちばん生活の側に近い場所だと言っていい。

着くまで

やまなみハイウェイから筋湯経由で車20分ほど。JR久大本線の豊後中村駅からは車で40分ほど。

公共交通は限られる。豊後中村駅から筋湯方面のバスがあるが本数は少ないので、車で入るのが現実的だ。

大分自動車道の九重ICからは40分ほど。湯布院へも車で40分、黒川温泉へも30分ほどで、県境をまたいだ旅程が作れる。

冬は路面が凍ることがある。標高が高いので、平地より気温が低い。

Day Trip

湯坪温泉の日帰り入浴

  • 筋湯温泉のうたせ大浴場
  • 長者原と牧ノ戸峠
  • 九重夢大吊橋

九重町は十一の温泉地を持つ。湯坪は山の側にあたる。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

秋・夏

春夏秋冬
Benefits
関節痛冷え性疲労回復
所在地Location
大分県
泉質Spring Quality
単純温泉
最寄駅Nearest Station
JR久大本線 豊後中村駅(車約40分)/やまなみハイウェイから筋湯経由(車約20分)
東京からFrom Tokyo
約4時間30分
大阪からFrom Osaka
約5時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

湯坪温泉のよくある質問

Q湯坪温泉はどこにありますか
A

大分県玖珠郡九重町湯坪です。やまなみハイウェイから筋湯経由で車20分ほど。JR久大本線の豊後中村駅からは車で40分ほどです。九重夢温泉郷を構成する十一の温泉地のひとつで、隣が筋湯温泉になります。

Q民宿村とはどういう意味ですか
A

民宿が集まった集落という意味です。九重町はこう書いています。「この地は、大岳地獄があり古くから自然の温泉が湧出していました。昭和50年代に地元農家が民宿を始め、現在約20軒の民宿があり『湯坪民宿村』と呼ばれています」。旅館やホテルではなく、農家が始めた民宿が中心です。

Qどんな食事が出ますか
A

九重町は「採れたての新鮮野菜や山菜が豊富で、しかも安価な宿泊料金で温泉を楽しめます」と書いています。もともと農家が始めた宿なので、自分の畑のものが出ます。

Q泉質を教えてください
A

宿によって表示が違いますが、単純温泉としているところがあります。九重夢温泉郷全体では、筋湯のうたせ湯、宝泉寺の単純温泉、筌の口の黄褐色に濁る炭酸泉、寒の地獄の硫黄冷泉と性格が分かれます。泊まる宿の表示を見てください。

Q筋湯温泉は近いですか
A

近いです。車で10分ほど。筋湯温泉には3メートルの高さから18本の湯が落ちる共同浴場「うたせ大浴場」があります。湯坪に泊まって筋湯のうたせ湯に入る、という組み立てができます。

Qくじゅう連山に登れますか
A

登れます。登山基地の長者原までは車で20分ほど、牧ノ戸峠までも近い位置にあります。久住山や中岳へ登る人が前泊に使うことがあります。

UPDATED 2026.09.29

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