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Oita

大分県の温泉地

19 AREAS

大分の二つは、九州の温泉の幅をそのまま示している。別府は源泉数も湧出量も日本一で、八つのエリアがそれぞれ違う湯を持つ。共同浴場が住宅街に点在し、湯治場の空気が残る鉄輪と、湯の花小屋の並ぶ明礬では景色も別物になる。由布院は歓楽街をつくらず、田園と小規模な宿を残す方向に町ぐるみで舵を切った。九重連山の南側にある長湯は、炭酸ガスを含む湯で知られる。浸かると体に細かい泡がつき、ぬるい湯に長く入るという使い方をする。動きの速い別府とは正反対である。

別府と由布院は一時間前後の距離にあり、高速バスかJR久大本線で移動できる。動きの速い別府と、宿に籠る由布院。役割を分けると二泊が組みやすい。博多から由布院へは特急ゆふいんの森が直通する。別府は八湯のどこに泊まるかで旅が変わるので、地区を先に決めることになる。

天ヶ瀬温泉の風景
Oita大分県

天ヶ瀬温泉

Amagase Onsen

大分県日田市天瀬町、玖珠川の谷にある温泉。大分県は別府・由布院と並ぶ豊後三大温泉のひとつに数え、川沿いに共同露天風呂「川湯」が点在すると紹介する。簡単な囲いだけのものから完全に開けたものまであり、神田湯と薬師湯では湯あみ着を借りられる。メタケイ酸を含むやわらかい湯で「美肌の湯」と呼ばれる。JR天ヶ瀬駅から歩ける温泉街で、落差20mの桜滝が近い。

単純温泉硫黄泉
日田温泉の風景
Oita大分県

日田温泉

Hita Onsen

江戸幕府の直轄地「天領」として栄えた水郷日田、三隈川のほとりに宿が並ぶ温泉地。夏は200年の伝統を誇る屋形船が川面に並び、約400年前に長良川から鵜匠を招いて始まったという鵜飼を間近で見る。アルカリ性単純温泉で、肌をすべすべにするさらりとした湯。江戸の面影を残す豆田町、ユネスコ無形文化遺産の日田祇園祭、秋の千年あかり。日田駅から徒歩13分、博多から特急で1時間15分ほど。

単純温泉
宝泉寺温泉の風景
Oita大分県

宝泉寺温泉

Housenji Onsen

大分県玖珠郡九重町、町田川沿いの温泉地。九重町がまとめる九重夢温泉郷の十一のうちのひとつで、平成21年に温泉地として源泉かけ流し宣言を行っている。天慶元年(938年)に空也上人が突き刺した杖が大杉となり、天禄三年(972年)の大地震でその根元から湯が湧いたと伝わる。5月下旬から6月初旬にはゲンジボタルが舞う。大分道の九重ICから車で15分。

単純温泉
壁湯温泉の風景
Oita大分県

壁湯温泉

Kabeyu Onsen

大分県玖珠郡九重町町田、町田川の岸の岩壁に穿たれた洞窟から湯が湧く温泉。一軒宿の福元屋が守っており、宿は300年以上前から自噴していると書く。日本秘湯を守る会に登録された情報では泉質は単純温泉、源泉温度39度、湧出量は毎分1370リットル。浴槽の底から湯が湧く足元自噴で、ぬるめの湯に長く浸かる。九重の温泉群のひとつ。

単純温泉
Oita大分県

観海寺温泉

Kankaiji Onsen

別府八湯のひとつ。標高150メートルほどの斜面にあり、別府八湯でいちばん見晴らしがよく、晴れた日には別府湾の向こうに四国まで見えると別府市観光協会は書く。養老年間の718年に僧の仁聞が湯を開いて観海寺を開基したと伝わり、鎌倉時代から湯治に人が訪れた。戦後は大型リゾートホテルが並ぶ一方、坂を上がった先には青く見える湯もある。別府駅からバスで15分ほど。

単純温泉塩化物泉
鉄輪温泉の風景
Oita大分県

鉄輪温泉

Kannawa Onsen

別府八湯のひとつ。建治2年(1276年)に一遍上人が地獄を鎮めて湯治場を開いたと伝わる、別府でいちばん湯治場の空気が濃い地区。路地のあちこちから蒸気が上がり、側溝からも湯気が立つ。この景観は2012年に「別府の湯けむり・温泉地景観」として国の重要文化的景観に選ばれた。98度前後の蒸気で食材を蒸す地獄蒸しと、石菖を敷いた石室に横たわる鉄輪むし湯が名物。自炊して長く泊まる貸間の形も残る。別府駅からバスで20〜30分。

塩化物泉単純温泉
寒の地獄温泉の風景
Oita大分県

寒の地獄温泉

Kannojigoku Onsen

大分県玖珠郡九重町田野、標高1100メートルの飯田高原にある温泉。江戸末期の嘉永2年に開湯したと宿は書く。源泉は13度から14度の冷泉で、毎分2160リットル湧く。冷たい湯に数分浸かり、震えが始まったら体を拭かずに暖房室で温まる。これを繰り返すのが伝わってきた入り方。湯につかる温泉もあり、一度に温泉と冷泉の交互入浴ができる。

硫黄泉
明礬温泉の風景
Oita大分県

明礬温泉

Myoban Onsen

別府八湯のうち最も高い場所にある地区で、伽藍岳の中腹の斜面に湯の花小屋が並ぶ。江戸時代に明礬を作っていたことが地名の由来で、噴気と青粘土から湯の花の結晶を採る製法は2006年3月15日に国の重要無形民俗文化財「別府明礬温泉の湯の花製造技術」に指定された。湯は青みを帯びた乳白色の硫黄泉。1875年創業の岡本屋旅館は酸性・含硫黄-単純温泉を自噴源泉から加水も加温もせずかけ流す。高台から別府湾を見下ろせる。別府駅からバスで30分。

硫黄泉酸性泉
筌の口温泉の風景
Oita大分県

筌の口温泉

Ukenokuchi Onsen

大分県玖珠郡九重町田野、鳴子川沿いの小さな集落にある温泉地。九重町がまとめる九重夢温泉郷の十一のうちのひとつ。九重町観光協会は正保のころから村人が入浴し、享保13年(1728年)に田野庄屋徳右衛門が湯小屋を建てたのが始まりだと書く。炭酸泉で黄褐色に濁る。昭和27年に川端康成が訪れ、九重を主舞台にした小説「波千鳥」を残した。

炭酸水素塩泉含鉄泉
Ryokan

大分県の宿

すべての宿

掲載している34軒です。順位は付けていません。 湯と建物の性格が分かるように書いてあるので、何を目的にするかで選んでください。

天ヶ瀬温泉の景色
天ヶ瀬温泉
01

天ヶ瀬温泉 山荘 天水

大分県

大分県日田市天瀬町桜竹、天ヶ瀬温泉の山手にある全19室の宿。長い階段の先の温泉棟「滝観庵」から、日田の名瀑・桜滝を見下ろす露天風呂に入れる。宿泊者専用の内湯が男女二か所、半露天の貸切風呂が五か所あり、館内で湯めぐりができる。泉質は単純泉で、ほのかな硫黄の香り。源泉100パーセント(加水)と宿は明記する。敷地の散策路には足湯も。JR天ヶ瀬駅から車10分、送迎あり。

露天風呂貸切風呂小規模の宿日帰り入浴あり
日田温泉の景色
日田温泉
06

日田温泉 亀山亭ホテル

大分県1874年に料亭亀山亭として創業、1959年に現在地でホテル開業

1874年に亀山公園の麓で料亭として創業し、1959年に三隈川のほとりに移った、創業140余年の宿。2024年3月に全館フルリニューアル。8階の展望大浴場は三隈川と日田盆地の山並みを正面に見る露天風呂を備え、露天から見る夕陽の美しさは日田温泉で比べる施設がないと宿は掲げる。敷地内源泉の加水なしのアルカリ性単純温泉で、各部屋の風呂も温泉。檜の空中露天風呂、貸切風呂「祇園の湯」「花月の湯」、ロウリュのサウナ。夏は屋形船と鵜飼。日田駅から徒歩13分。

露天風呂貸切風呂露天風呂付き客室
宝泉寺温泉の景色
宝泉寺温泉
11

宝泉寺観光ホテル 湯本屋

大分県

大分県玖珠郡九重町町田、宝泉寺温泉の30室の宿。公式サイトは風呂をすべて100パーセント源泉かけ流しとしている。作家の檀一雄の小説に出てくることから名づけた「檀の湯」は宝泉寺温泉で最大の広さと湯量だと宿は書き、その露天は「ほたるの湯」という。ほかに古代檜を敷いた「かわせみの湯」、十人入れる貸切露天の「駒吉の湯」。九重ICから車で15分。

源泉かけ流し露天風呂貸切風呂露天風呂付き客室
壁湯温泉の景色
壁湯温泉
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壁湯天然洞窟温泉旅館 福元屋

大分県

大分県玖珠郡九重町大字町田62-1、壁湯温泉の一軒宿。町田川の岸の岩壁にできた洞窟が、そのまま浴槽になっている。宿は300年以上前から自噴していると書く。日本秘湯を守る会の会員で、登録情報では泉質は単純温泉、源泉温度39度、湧出量は毎分1370リットル、加温は貸切湯のみ一部。浴場は五つ。客室は8室から9室の小さな宿で、日帰り入浴も受ける。

源泉かけ流し露天風呂貸切風呂日帰り入浴あり小規模の宿一人旅歓迎
観海寺温泉
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旅亭 松葉屋

大分県

別府市観海寺町、別府市街と別府湾を見下ろす高台にある18室の宿。公式サイトは趣の異なる五つの湯処を源泉掛け流しで楽しめると書き、無色透明の湯は飲泉にも使えるとしている。五つのうち四つは貸切または家族風呂。本館「丘ノ想」の薬師の湯は中国福建省の山中で採った巨岩をくりぬいた石風呂で、松の紋様が彫られている。別府駅から車で7分。

源泉かけ流し露天風呂貸切風呂小規模の宿
鉄輪温泉の景色
鉄輪温泉
17

鉄輪温泉 旅館みゆき屋

大分県

大分県別府市鉄輪東、湯けむりの立つ路地にある全12室の宿。館内のいたるところに骨董のコレクションが飾られ、昭和の風情を残す。二つの貸切露天風呂と内湯の三つの湯はすべて源泉かけ流し。内湯には蒸し湯が付き、鉄輪では地下からの蒸気を使うのが一般的なところを、この宿は温泉そのものを流して湯から立ち上る蒸気で蒸し湯を作っている。冬はザボンなどのみかん湯になる。別府駅からバスで20〜30分、バス停からすぐ。

源泉かけ流し露天風呂貸切風呂小規模の宿
寒の地獄温泉の景色
寒の地獄温泉
19

山の宿 寒の地獄旅館

大分県江戸末期の嘉永2年(1849年)開湯と宿は書いている

大分県玖珠郡九重町田野257、標高1100メートルの飯田高原にある全11室の一軒宿。日本秘湯を守る会の会員。源泉13度から14度の冷泉に入り、体を拭かずに薪ストーブの部屋で暖まるという入り方が伝わる。宿は毎分2トンを超える湧出量の源泉かけ流しとし、互久楽湯(桧湯・切石湯)と家族湯(桧湯・岩湯・切石湯)、冷泉サウナを備える。休館日は水曜日。

源泉かけ流し貸切風呂日帰り入浴あり小規模の宿
明礬温泉の景色
明礬温泉
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明礬温泉 岡本屋旅館

大分県

大分県別府市明礬、1875年(明治8年)創業の全15室の宿。150年にわたって明礬の湯とともに歩んできたと公式サイトは書く。泉質は硫黄泉、酸性・含硫黄-単純温泉(硫化水素型)で、青磁にも喩えられる青みを帯びた乳白色の湯。自噴する源泉を加水も加温もせず100パーセントかけ流している。男湯は大露天風呂・岩風呂・大浴場、女湯は露天風呂・檜風呂・岩風呂。庭園の露天からは季節の花が見え、冬はザボンの湯になる。立ち寄り入浴は行っていない。

源泉かけ流し露天風呂小規模の宿
筋湯温泉の景色
筋湯温泉
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筋湯温泉 山あいの宿 喜安屋

大分県

筋湯温泉から山あいに入った、約2000坪の雑木林に10棟の離れが点在する宿。土壁と黒塀の古民家風の離れにはすべて露天風呂が付き、ナトリウム塩化物泉を24時間かけ流す。湯量は部屋の暖房にも温泉を使うほど。露天と内湯、貸切露天がある。日本秘湯を守る会の会員宿。黒川温泉から車で20分。

源泉かけ流し露天風呂貸切風呂露天風呂付き客室小規模の宿