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Oita — Onsen Area
湯平温泉(大分県)の風景

Photo: 大分帰省中 / CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

Yunohira Onsen

湯平温泉

ゆのひらおんせん

由布院の南、花合野川に沿った坂道に約300年前の石畳が残る湯治場。開祖は鎌倉時代、江戸初期から胃腸病に効く湯として知られ、戦前は別府に次ぐ九州第2位の入湯客を誇った。5つの共同浴場はすべてナトリウム塩化物・硫酸塩泉の源泉かけ流し。種田山頭火が句を残し、寅さんの映画のロケ地になった。

Quality
塩化物泉・硫酸塩泉
Access
JR久大本線 湯平駅(車約10分)
From Tokyo
約4時間(大分空港から車で1時間強)
From Osaka
約3時間30分

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湯平温泉の宿を見る(2軒)

湯平温泉は大分県由布市、由布院の南の山あいにある。

花合野川に沿った坂道に石畳が敷かれ、その両側に旅館と共同浴場が並ぶ。由布院とはまるで違う、湯治場の顔をした温泉地である。

300年の石畳

温泉街の中央を流れる花合野川に沿って作られた坂道の石畳は、今から約300年前に作られたものと由布市は案内している。開祖はおよそ800年前の鎌倉時代とされ、今のような温泉街の骨格ができたのは江戸後期である。

江戸期の湯治客は富裕層や武士に限られたが、明治になって大衆が使える湯治場として発展した。医薬品が普及していない時代に湯治が最高の療養とされ、江戸初期から胃腸病に効くことで有名だった湯平には次第に多くの湯治客が集まったと、湯平温泉観光案内所は自らの歴史を書いている。

西の横綱

大正から昭和初期、湯平は療養型の温泉地として全国に知られ、別府に次ぐ九州第2位の入湯客を誇って「西の横綱」に番付された。大正10年頃の湯平駅前にはフォードのタクシーが列をなしていたという。木造四階建ての旅館が建ったのもこの頃で、今も一部が残る。

明治45年(1912年)4月の大火で旅館や民家のほぼ全戸を焼失したが、需要があったため火災直後から共同浴場や旅館、発電所の再建が行われ、2〜3年で以前より活気のある温泉街を取り戻したと観光案内所は述べている。

昭和5年には俳人の種田山頭火が泊まり、「しぐるるや 人のなさけに 涙ぐむ」などの句を残した。昭和57年(1982年)公開の映画『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』のロケ地にもなった。

5つの共同浴場

共同浴場は金の湯、中の湯、砂湯、銀の湯、橋本温泉の5つ。泉質はすべてナトリウム塩化物・硫酸塩泉で、源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なしと観光案内所は案内している。昭和には全国でも珍しい共同浴場の無料開放が行われた。

2026年5月時点では、泉源の調整のため銀の湯と橋本温泉の2か所だけが営業し、他の3か所は休止中と案内されている。銀の湯は昔は川の中にあり、銀粉のような白い結晶が湯に混じっていたことが名の由来。橋本温泉は大正11年に5つ目の共同浴場として造られ、浴槽をぬるめと熱めに仕切っている。営業状況は変わるので、出かける前に確かめたい。

由布院の隣で

由布院の温泉街から車で20分ほど。由布院に泊まって湯平の石畳を歩く、あるいは湯平に泊まって由布院を昼に見る、という組み方ができる。

宿は小さな旅館が多く、貸切風呂を持つ宿や、大人だけを受け入れる宿がある。花合野川沿いの宿では川の音を聞きながら過ごす。

着くまで

JR久大本線の湯平駅から車で10分ほど。駅と温泉街は離れており、タクシーを使う。大分道の湯布院ICから車で20〜25分。福岡から車で2時間ほど、大分空港からは1時間強である。

歩き方

温泉街は石畳の坂道一本にまとまっており、徒歩で回れる。坂なので下から上へ歩くと息が上がる。宿の車で石畳を上がれるが道幅は狭く、車高の低い車は通れないと宿は案内している。

夕方、石畳に提灯が灯る。共同浴場を一つ二つ回って、宿に戻る。小さな湯治場の夜はそれで足りる。

Day Trip

湯平温泉の日帰り入浴

  • 共同浴場 銀の湯(10時30分〜20時)
  • 共同浴場 橋本温泉(8時〜20時)
  • 日帰り入浴を受け付けている宿

共同浴場は宿泊者が割引になります。休止中の浴場があるので、観光案内所の案内で最新の営業状況を確かめてください。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

秋・春

春夏秋冬
Benefits
神経痛筋肉痛関節痛慢性胃腸病
所在地Location
大分県
泉質Spring Quality
塩化物泉・硫酸塩泉
最寄駅Nearest Station
JR久大本線 湯平駅(車約10分)
東京からFrom Tokyo
約4時間(大分空港から車で1時間強)
大阪からFrom Osaka
約3時間30分

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

湯平温泉のよくある質問

Q湯平温泉の石畳はいつのものですか?
A

温泉街の中央を流れる花合野川に沿った坂道の石畳は、今から約300年前に作られたものと由布市は案内しています。開祖はおよそ800年前の鎌倉時代とされ、今の温泉街の骨格ができたのは江戸後期です。

Q湯平温泉の共同浴場は?
A

金の湯、中の湯、砂湯、銀の湯、橋本温泉の5つがあり、泉質はすべてナトリウム塩化物・硫酸塩泉で、源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なしと湯平温泉観光案内所は案内しています。2026年5月時点で泉源の調整のため銀の湯と橋本温泉の2か所だけが営業しており、他の3か所は休止中です。出かける前に確かめてください。

Q湯平温泉の歴史は?
A

江戸初期から胃腸病に効くことで知られ、明治に大衆の湯治場として発展、戦前には別府に次ぐ九州第2位の入湯客を誇り「西の横綱」に番付されたと観光案内所は述べています。明治45年の大火でほぼ全戸を焼失しましたが、2〜3年で以前より活気のある温泉街を取り戻したとしています。

Q湯平温泉へのアクセスは?
A

JR久大本線の湯平駅から車で10分ほど。駅と温泉街は離れており、タクシーを使います。大分道の湯布院ICから車で20〜25分。由布院の温泉街からは車で20分ほどです。

Compare

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UPDATED 2026.09.17

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