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標高八百メートルの湖
然別湖畔温泉は北海道河東郡鹿追町、然別湖の西岸にある。
北海道の観光公式サイトは、大雪山国立公園の奥深く、標高約810メートルに広がる自然湖「然別湖」とし、その西岸に佇む然別湖畔温泉は、喧騒を離れ、澄んだ空気と静けさに身をゆだねたい旅人に親しまれてきた温泉地だと書いている。
鹿追町観光協会は、約1〜4万年前の火山活動により川がせき止められて標高約800メートルの高地に天空の湖が誕生したといわれると説明している。透明度は19.5メートル。北海道の湖では最も標高が高い。
茶色くなる湯
湯の特徴は色が変わることである。
北海道の観光公式サイトは、温泉は鉄分を豊富に含むナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉で、源泉100%かけ流しの湯は空気に触れると茶褐色へと変化し、とろりとしたやわらかな湯ざわりが特徴だと書いている。
鉄を含む湯は湧いた直後は透明でも、空気に触れると酸化して色が付く。浴槽に張られた湯は茶色く、湧き口のあたりは透明に近い。
宿の表記ではナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)、旧泉質名は含重曹-食塩泉である。
くちびる山が映る
湖畔の露天風呂からは湖が正面に見える。
北海道の観光公式サイトは、湖面には「くちびる山」の愛称で知られる天望山の美しいシルエットが映り、天空の湖ならではの開放感に包まれると書いている。
山の稜線と、水面に映った稜線が上下に重なって、唇の形になる。それがこの湖の顔になっている。
氷の上の湯
冬、湖は完全に凍る。
宿は、湖が凍りはじめるのは12月中旬、完全に凍結するのは1月で、11月中旬から5月中旬まで約半年間にわたり雪と氷に覆われると書いている。冬はマイナス30度以下という日もあり、1年の寒暖差が60度以上を記録するという。
その氷の上に、冬だけの村が現れる。「しかりべつ湖コタン」という。アイヌ語で村を意味するコタンから名づけられ、氷と雪だけで造られる。北海道の観光公式サイトは、氷のブロックを積み上げた「イグルー」の内部は太陽の光が透過して淡い青色に染まるとし、40年以上続く伝統だとしている。
そして氷上露天風呂がある。湯船の周囲はすべて氷と雪で、マイナス20度を下回る外気と温泉の温もりを同時に味わえると北海道の観光公式サイトは書いている。
鹿追町観光協会は、コタンの開催を1月末から約60日間としている。
湖だけの土地
湖の周りには町がない。
宿が一軒と、夏だけの野営場があるだけである。鹿追町観光協会は、宿泊施設は然別湖畔温泉ホテル風水が通年営業、然別湖北岸野営場は7月から10月まで利用できると書いている。
夏はカヌーとカヤック、トレッキング、遊覧船クルーズ。然別湖にだけ生息するオショロコマの亜種「ミヤベイワナ」は、1年のうち50日間だけキャッチアンドリリースで釣りができる。
周囲の森にはエゾナキウサギがいる。冷涼な気候の然別湖周辺には一年中凍ったままの永久凍土があり、夏でも風穴の冷たい風により岩場に高山植物やコケが生えて、その生息エリアになっていると鹿追町観光協会は書いている。準絶滅危惧種である。
歩き方
JR石勝線の新得駅からバスで60分。車なら帯広市街から1時間ほどである。
湖畔に店はない。食事は宿で取ることになる。
夏と冬で性格がまったく違う。夏は湖で漕ぎ、森を歩く。冬は氷の上に出る。春と秋は湖が解けるか凍るかの途中で、静かだが行き場は少ない。
然別湖畔温泉の日帰り入浴
- 然別湖遊覧船
- しかりべつ湖コタン(冬)
- 日帰り入浴
新得駅からバスで60分、帯広から車で1時間ほどです。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
夏・冬
- 所在地Location
- 北海道
- 泉質Spring Quality
- 塩化物泉・炭酸水素塩泉・含鉄泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR石勝線 新得駅(バス約60分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約4時間
- 大阪からFrom Osaka
- 約4時間30分
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
然別湖畔温泉のよくある質問
Q然別湖とはどんな湖ですか?
大雪山国立公園で唯一の自然湖です。鹿追町観光協会は、約1〜4万年前の火山活動により川がせき止められて標高約800メートルの高地にできたといわれると書いています。透明度は19.5メートル。北海道の湖では最も標高が高い位置にあります。
Q然別湖畔温泉の泉質は?
北海道の観光公式サイトは、鉄分を豊富に含むナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉とし、源泉100%かけ流しの湯は空気に触れると茶褐色へと変化し、とろりとしたやわらかな湯ざわりが特徴だと書いています。宿の表記ではナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)、旧泉質名は含重曹-食塩泉です。
Q氷上露天風呂とは?
冬、凍った湖の上に期間限定で現れる露天風呂です。北海道の観光公式サイトは、氷のきしむ音を聞きながら、マイナス20度を下回る外気と温泉の温もりを同時に味わえる特別な体験だとしています。湯船の周囲はすべて氷と雪で、夜は頭上に星が広がります。
Qしかりべつ湖コタンとは?
完全に凍結した然別湖の氷と雪だけで造られる、冬の間だけ現れる村です。アイヌ語で村を意味する「コタン」から名づけられました。鹿追町観光協会は1月末から約60日間としています。氷のブロックを積み上げたイグルー、氷上露天風呂、アイスバーがあります。
Q宿は何軒ありますか?
鹿追町観光協会は、宿泊施設は然別湖畔温泉ホテル風水が通年営業、然別湖北岸野営場は7月から10月まで利用できると書いています。湖畔に通年の宿は一軒です。
Q然別湖畔温泉へのアクセスは?
JR石勝線の新得駅からバスで60分です。車なら帯広市街から1時間ほど。冬は道路の状況を確認してから向かってください。
ほかの温泉地と比べる
然別湖畔温泉の宿

然別湖畔温泉 ホテル風水
然別湖の湖畔に建つ35室の宿。湖畔で通年営業する唯一の宿である。湖にせりだした展望露天風呂と、男女の大浴場「天風」「彩雲」を持ち、源泉かけ流しで使う。新得駅からバスで60分。
UPDATED 2026.10.02


