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Fukushima — Onsen Area
磐梯熱海温泉(福島県)の風景

Photo: 藍原あおい / CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

Bandai-Atami Onsen

磐梯熱海温泉

ばんだいあたみおんせん

郡山の奥座敷と呼ばれる福島県中部の温泉地。静岡の熱海とは別で、萩姫の伝説を持つ。アルカリ性の湯が「美人の湯」と呼ばれ、郡山駅から電車で15分。

Quality
単純温泉
Access
JR磐越西線 磐梯熱海駅(徒歩約5分)
From Tokyo
約2時間
From Osaka
約5時間

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磐梯熱海温泉の宿を見る(2軒)

磐梯熱海温泉は福島県の中部、郡山市にある。

静岡の熱海とは別の温泉地で、郡山の奥座敷と呼ばれる。郡山駅から電車で15分と近い。

熱海という名

磐梯熱海温泉観光協会は、名の由来をこう伝えている。800年以上前の鎌倉時代、この地を治めていた領主の伊東祐長が、温泉の出るこの場所を自分のふるさとである伊豆国の熱海を偲んで名付けたと言われている、と。

熱海町にはほかに「上伊豆島」「下伊豆島」という地名も残っていると協会は書いている。領主が持ち込んだ名前が、一つではなく地名として面で残ったということである。

静岡の熱海とは関係がなく、湯も町も別のものである。予約サイトで「熱海温泉」と検索すると両方が出るので、所在地を確かめてから予約したい。

萩姫の伝説

観光協会が伝える萩姫伝説は、南北朝時代の話である。

京都の公家、万里小路藤房の一人娘である萩姫は病の床に伏していた。侍女の雪枝はこれを嘆き、姫の治癒を願って比叡山に籠もる。満願の日、雪枝の前に不動明王があらわれ、「東北の方へ、数えて五百本目の川岸に霊泉がある。そこにつかれば病が治る」と告げて去った。

二人は京都を旅立ち、幾多の困難の末に五百本目の川に辿り着き、そばに湧く温泉を見つけた。萩姫がその湯につかると、たちまち病から回復して元の美しい姿に戻った——というのが、協会の書いている筋である。

温泉街を流れる川が「五百川」と呼ばれるのは、この伝説にちなむ。

温泉街には萩姫にちなんだ名前の施設や催しがあり、この土地の象徴になっている。

この温泉地の湯

湯はアルカリ性の単純温泉。無色透明で刺激が少ない。

肌の角質をやわらげるため「美人の湯」と呼ばれる。押してくる湯ではなく、長く浸かっていられる。

とろとろの正体

磐梯熱海の湯はよく「とろとろ」と言われる。

その理由について、観光協会はこう書いている。お湯そのものが「とろとろ」しているわけではなく、お湯と肌の古い角質が反応することであの独特な「とろとろ感」が生まれている、と。

そして数字を挙げる。磐梯熱海温泉のpHは9.1。この値は一般的な石鹸とほぼ同じである、と。肌の汚れが落ちやすくなるので、風呂を出たあとに老廃物が洗い流されて肌がすべすべになるという説明である。

アルカリ性の湯が「とろとろする」と言われる現象を、ここまで率直に説明している観光協会は多くない。湯そのものの粘りではなく、湯と肌の反応だと言い切っている。

協会は入り方の助言も添えている。風呂を出るときはあがり湯をかけないほうがいい、温泉成分を洗い流さずに肌に残すのが美肌の秘訣だ、と。

源泉と数字

観光協会は温泉の成分表を公開している。

源泉名は郡山市営第1号泉、第4号泉、第7号泉。湧出地は郡山市熱海町熱海五丁目と熱海町高玉。泉質はアルカリ性単純泉、泉温53.0度、無色・透明・無臭・無味、pH9.1。

市営の源泉で温泉街の湯をまかなっている温泉地である。単純泉というのは成分それぞれが一定の基準を超えていないという意味で、つまり成分が強すぎないということだと協会は説明している。刺激が少ないので、小さな子から高齢者まで入りやすい。

郡山から15分

磐梯熱海は郡山駅から磐越西線で15分ほど。駅前に日帰り入浴施設がある。

郡山は東北新幹線の駅で、東京から80分。合わせて2時間ほどで着く温泉地になる。会津若松へは磐越西線でさらに1時間ほどで、郡山と会津の間に位置する。

磐梯山と猪苗代湖

磐越西線を西へ進めば、猪苗代湖と磐梯山がある。

磐梯熱海に泊まって翌日に猪苗代へ、あるいは会津若松へ、という行程が組める。福島の中部から会津を回る行程の入口として使いやすい。

歩き方

JR磐越西線の磐梯熱海駅から徒歩5分ほどで温泉街に入る。東京からは新幹線で郡山まで80分、磐越西線に乗り換えて、合わせて2時間ほど。東北自動車道の郡山ICから車で15分ほど。

温泉街は五百川に沿ってまとまっており、徒歩で回れる。

Day Trip

磐梯熱海温泉の日帰り入浴

  • 駅前の日帰り入浴施設
  • 日帰り入浴を受け入れている宿

駅から徒歩5分で温泉街に入れます。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

秋・冬

春夏秋冬
Benefits
神経痛筋肉痛疲労回復
所在地Location
福島県
泉質Spring Quality
単純温泉
最寄駅Nearest Station
JR磐越西線 磐梯熱海駅(徒歩約5分)
東京からFrom Tokyo
約2時間
大阪からFrom Osaka
約5時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

磐梯熱海温泉のよくある質問

Q磐梯熱海の湯はなぜ「とろとろ」するのですか?
A

磐梯熱海温泉観光協会は、お湯そのものがとろとろしているわけではなく、お湯と肌の古い角質が反応することであの感触が生まれていると説明しています。pHは9.1で、一般的な石鹸とほぼ同じ値だとしています。

Q磐梯熱海という名前の由来は?
A

観光協会は、800年以上前の鎌倉時代にこの地を治めていた領主の伊東祐長が、ふるさとである伊豆国の熱海を偲んで名付けたと言われていると伝えています。熱海町には「上伊豆島」「下伊豆島」という地名も残っています。

Q五百川という川の名前はどこから来ていますか?
A

萩姫伝説にちなみます。不動明王が「東北の方へ、数えて五百本目の川岸に霊泉がある」と告げたという話で、温泉街を流れる川がその五百本目にあたるとされています。

Q磐梯熱海は静岡の熱海と関係がありますか?
A

ありません。福島県郡山市にある温泉地で、鎌倉期にこの地を治めた領主の出身地が伊豆だったことから熱海の名がついたと伝わります。予約サイトで「熱海温泉」と検索すると両方が出るので、所在地を確かめてください。

Q萩姫の伝説とは何ですか?
A

京の公家の娘・萩姫が病を癒すためにこの地の湯を探し当てたという開湯伝説です。温泉街には萩姫にちなんだ名前の施設や催しがあり、この土地の象徴になっています。

Q磐梯熱海温泉は日帰りでも入れますか?
A

入れます。駅前に日帰り入浴施設があり、日帰り入浴を受け入れている宿もあります。郡山駅から磐越西線で15分ほどなので、郡山からの日帰りが組めます。

Q磐梯熱海の湯はどんな湯ですか?
A

アルカリ性の単純温泉です。無色透明で刺激が少なく、肌の角質をやわらげるため「美人の湯」と呼ばれます。長く浸かっていられる湯です。

UPDATED 2026.10.01

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