
鰺ヶ沢温泉
Ajigasawa Onsen
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町、日本海に面した町の温泉。宿は三十万年前の海水が地中に閉じ込められてできた「化石海水」の湯だと説明し、泉質をナトリウム・塩化物強塩泉とする。北は日本海、南は世界自然遺産の白神山地。五能線の鰺ケ沢駅から徒歩5分。
16 AREAS
酸ヶ湯は八甲田の山中に一軒だけ建っている。周囲に集落はない。国民保養温泉地として国が最初に指定した三か所に、ここが含まれている。総ヒバ造りの千人風呂には熱湯、四分六分の湯、冷の湯といった複数の湯船が並ぶ。三百年以上、湯治場として使われてきた宿である。
青森駅からバスでおよそ70分。東京からは新青森まで新幹線、その先はバスに乗り換える。八甲田ロープウェーが近く、冬は樹氷、秋は紅葉を見に上がれる。地獄沼や睡蓮沼は温泉のすぐ周辺にある。奥入瀬渓流と十和田湖も同じ範囲にあり、青森駅から酸ヶ湯を経て十和田湖へ抜ける行程が組める。冬は使えない区間があるので確認したい。

Ajigasawa Onsen
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町、日本海に面した町の温泉。宿は三十万年前の海水が地中に閉じ込められてできた「化石海水」の湯だと説明し、泉質をナトリウム・塩化物強塩泉とする。北は日本海、南は世界自然遺産の白神山地。五能線の鰺ケ沢駅から徒歩5分。

Aoni Onsen
青森県黒石市、黒石温泉郷のいちばん山深いところにある一軒宿の温泉。宿は1929年(昭和4年)に歌人の丹羽洋岳が開いたと書く。各室に電灯がなく、夜はランプの明かりだけで過ごす。携帯の電波も届かない。四つの風呂はすべて源泉かけ流しで、泉温47.3度の単純泉。冬季は一般車両が通行止めになり、シャトルバスで入る。

Asamushi Onsen
青森市の東、陸奥湾に面した温泉地。「青森の奥座敷」と呼ばれ、駅を出れば海と温泉街がある。湯の島が湾に浮かび、夏は海水浴場になる。

Dake Onsen Hirosaki
青森県弘前市、岩木山の南側の山麓にある温泉地。嶽温泉旅館組合は延宝2年(1674年)に杣夫の野呂長五郎がキツネを追って雪穴の湯を見つけたのが始まりとし、寛政8年(1794年)の火事のあと1000メートルほど下に湯小屋を建てて四季を通じて住むようになったのが今の嶽温泉だと書く。硫黄の匂いが濃い濁り湯。弘前駅からバスで50分。

Koganezaki Furofushi Onsen
青森県西津軽郡深浦町、日本海に突き出た黄金崎の波打ち際に湧く温泉。泉質は含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉で、湧いた瞬間は透明だが空気に触れて酸化し赤褐色になる。地下200メートルから1分間に400リットル、52.2度で湧く。海と一体になった露天風呂は高波のときに海水が入り込むほど海に近く、照明がないため日の出から日没までの利用。深浦町は「日本の夕陽百選」に選ばれている。

Hyakuzawa Onsen
岩木山の南東麓、岩木山神社のそばに湧く温泉地。弘前市観光情報サイトは、鉄分を含むやや赤っぽい泉質で「熱の湯」としても有名、湯上がりの保温状態に定評があると書く。泉温48.5度。岩木山麓には嶽温泉や湯段温泉もある。
Itadome Onsen
黒石温泉郷の四つの温泉地のうちの一つ。浅瀬石川のほとりにあり、青森県観光情報サイトは、客室や浴場から川のせせらぎと雄大な岩木山の景観を楽しめると書く。黒石観光協会は泉質をカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉としている。

Nuruyu Onsen
青森県黒石市、浅瀬石川沿いにある黒石温泉郷の玄関口。共同浴場のまわりに「客舎」と呼ばれる宿が並び、自炊しながら二週間ほど滞在する湯治客で賑わった。今も客舎が残る数少ない温泉地。傷ついた鶴が湯浴びして飛び立ったという伝えから「鶴の湯」とも呼ばれる。津軽こけしの産地でもある。黒石駅からバスで20分。
Ochiai Onsen
黒石温泉郷の四つの温泉地のうちの一つ。温湯と板留の間にあり、浅瀬石川に沿っている。黒石観光協会は泉質をカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉としている。共同浴場があり、宿は三軒。

Owani Onsen
弘前の南、津軽藩主も湯治に訪れたと伝わる古い温泉地。温泉の熱で育てる「大鰐温泉もやし」で知られ、冬はスキー場になる。弘前から電車で15分。

Shimofuro Onsen
青森県下北郡風間浦村、津軽海峡に面した本州最北の温泉郷のひとつ。室町時代の記録にも残る湯治場で、厳寒の海から戻った漁師が体を温めてきた。大湯・新湯・浜湯という泉質の違う源泉があり、いずれも硫黄を含む。共同浴場の大湯と新湯は2020年11月30日に営業を終え、二つの源泉を引く「海峡の湯」に統合された。井上靖は小説『海峡』でこの湯を書いた。対岸には北海道が見え、冬は大間のマグロとあんこうの季節。

Sukayu Onsen
八甲田の山中に一軒だけ建つ湯治宿。総ヒバ造りの千人風呂は柱のない広間に湯船が並び、国民保養温泉地の第一号に指定された。

Towadako Kohan Onsen
青森県十和田市の休屋地区、十和田湖のほとりにある温泉地。十和田八幡平国立公園のなかにある。2003年に地下深くまで掘って湧出した新しい温泉で、それまで十和田湖畔には温泉がなかった。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉。乙女の像と十和田神社が歩いて行ける距離にあり、奥入瀬渓流へも近い。

Tsuta Onsen
南八甲田のブナの森、奥入瀬渓流の入口近くに一軒だけ建つ宿の温泉。久安3年(1147年)にはこの地に湯治小屋があったと文献に残る。源泉の上に浴槽があり、湯船の底板から空気に触れていない湯が湧く「源泉湧き流し」の湯。明治の文人大町桂月がここに本籍を移して没し、周囲の蔦沼は紅葉が水面に映る景色で知られる。

Yachi Onsen
青森県十和田市、八甲田の山中にある一軒宿の温泉。開湯400年以上を数え、日本三秘湯のひとつに挙げられる。湯は二つある。浴槽の底から直接湧く38度の「下の湯」は無色透明で霊泉と呼ばれ、硫黄の湯の花で白濁した42度の「上の湯」は熱湯と呼ばれる。ぬるい下の湯に長く浸かってから上の湯で温まる入り方をする。周りは高山植物が自生する谷地湿原。冬の積雪は酸ヶ湯より多い5メートル。青森駅からバスで2時間。

Yagen Onsen
青森県むつ市大畑町、下北半島国定公園のなかにある温泉郷。むつ市は津軽海峡に注ぐ大畑川の上流約10キロの渓谷沿いにある薬研温泉と、さらに約2キロ上流の奥薬研温泉の二つからなると説明する。泉質は無色透明の弱アルカリ性単純泉。奥薬研にはかっぱ伝説が残り、市営の露天風呂「元祖かっぱの湯」と「夫婦かっぱの湯」がある。紅葉は10月下旬から11月上旬。
掲載している22軒です。順位は付けていません。 湯と建物の性格が分かるように書いてあるので、何を目的にするかで選んでください。

日本海を望む高台の79室のホテル。宿は源泉掛け流しの化石海水温泉を掲げ、和風・洋風の大浴場と露天風呂を男女入れ替えで使う。眺望の貸切風呂が二つあり、日帰り入浴も受け入れる。五能線の鯵ヶ沢駅から徒歩20分、送迎あり。

鰺ヶ沢温泉の20室の宿。三十万年前の化石海水が湧く59度の強塩泉を、安東水軍をかたどった船形の露天風呂で使う。泉質表記に加水があることを自ら書いている。五能線の鰺ケ沢駅から徒歩5分。

青森県黒石市沖浦、青荷渓谷の底にある31室の一軒宿。各室に電灯がなく、夜はランプの明かりだけで過ごす。携帯の電波も届かない。風呂は四つあり、宿はすべて源泉かけ流しとしている。1929年(昭和4年)に青森県の歌人、丹羽洋岳が開いたと宿は書く。冬季は一般車両が通行止めになり、送迎バスで山道を30分。

浅虫温泉の15室の宿。大浴場、露天風呂、家族風呂、岩盤浴がある。泉質は弱アルカリ単純泉。青い森鉄道の浅虫温泉駅から徒歩1分。

津軽藩の本陣だったと掲げる浅虫の宿。浅虫温泉の湯本にあり、源泉かけ流しを掲げる。浅虫温泉駅から徒歩6分、予約制の無料送迎がある。

青森県弘前市常盤野、岩木山の南麓にある14室の宿。嶽温泉旅館組合の事務所を兼ねている。宿は嶽温泉特有の濃厚な白い濁り湯を青森ヒバの浴槽で楽しんでほしいと書き、泉質が強いため浴槽を木造りにしていると説明する。外来入浴は午前10時から午後4時まで。舞タケ釜めしなど地の物を使った料理を出す。弘前駅からバスで約60分。

青森県西津軽郡深浦町舮作、日本海に突き出た黄金崎に建つ全70室の宿。名物は波打ち際の露天風呂で、高波のときは海水が浴槽に入り込むほど海に近い。泉質は含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉、52.2度、地下200メートルから1分間に400リットル。鉄を含むため空気に触れて赤褐色になる。新館大浴場「不老ふ死の湯」と本館大浴場「黄金の湯」もあり、どれも日本海を見渡せる。網元の宿で、深浦の海の幸が並ぶ。

岩木山神社のそば、9室の宿。宿は24時間入れる天然温泉を贅沢にかけ流しだとしている。泉質はナトリウム・鉄・炭酸水素塩化物泉で、鉄分を含む赤みを帯びた湯。家族風呂があり、風呂から岩木山が見える。
浅瀬石川を望む16室のホテル。宿は板留温泉を江戸時代から続く湯治場とし、自館の湯を源泉かけ流しとする。昭和の文士・丹羽洋岳が生まれ育った宿で、館内に直筆資料のギャラリーがある。中野もみじ山まで車で2分。
浅瀬石川のほとり、和室10室の宿。黒石観光協会は、大浴場と陶器風呂があり、貸切の信楽焼陶器風呂も用意できると案内している。バス停「板留」から徒歩1分。

青森県黒石市温湯鶴泉、大正の建物をそのまま使う15室の宿。宿は源泉かけ流しの湯を天井の高いひのき風呂で楽しんでほしいと書く。温湯温泉の共同浴場のすぐ隣にあり、浅瀬石川のせせらぎが聞こえる。チェックインが14時から24時までと幅広い。黒石駅からバスで20分、東北道の黒石ICから10分。

温湯温泉の10室の宿。宿は天然温泉をぜいたくにかけ流しとし、眺めの良い広々とした内湯を掲げる。泉質はナトリウム・塩化物強塩泉。東北自動車道の黒石ICから車で約10分。
落合温泉の18室の宿。大浴場と露天風呂があり、泉質は単純温泉。ラウンジ、宴会場、茶室を備える。黒石の町からバスで20分ほどの浅瀬石川沿いにある。

大鰐温泉の37室のホテル。湯煙の立つ露天風呂がある。泉質はカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。大鰐温泉駅から徒歩15分、大鰐・弘前ICから約10分。

明治5年創業、国の登録有形文化財の宿。太宰治が静養した宿として『人間失格』にも登場すると宿は掲げる。大鰐温泉駅から徒歩12分、駐車場8台。

青森県下北郡風間浦村下風呂、津軽海峡に面した全24室の宿。下風呂温泉にある大湯・新湯・浜湯の三つの源泉のうち、浜湯を自家源泉として持つ。海沿いでは珍しい乳白色の硫黄泉で、源泉温度は47度。宿は「24時間掛け流しなのでいつでも純粋な温泉に入っていただけます」と書く。大浴場は1階にあり、鉄平石を敷いた洗い場と畳の脱衣場。大きな窓から下風呂漁港が見える。湯量が少ないため浴槽は小さめだと宿は断っている。下北駅からバスで約1時間。

本州最北の下風呂温泉にある16室のホテル。宿は下風呂を室町時代の記録にも残る湯治場とし、泉質の異なる源泉が四か所あってすべて硫黄泉だと書く。風呂からは津軽海峡が見える。JR下北駅から車で50分。

八甲田の山中に一軒だけ建つ湯治宿。総ヒバ造りの千人風呂と、今も残る湯治部が、三百年続いてきた使われ方を伝える。

青森県十和田市大字奥瀬十和田湖畔休屋340、十和田湖の休屋地区に建つ大型ホテル。総部屋数234室。大浴場は二つあり、浴室の真ん中に檜の矢倉が建つ純和風の「御倉」と、古代神殿をモチーフに神殿の柱が建つ「カルデラ」。男女入れ替え制で両方入れる。大浴場に併設の庭園露天風呂は積雪期に休止する。泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉。

南八甲田のブナの森に一軒だけ建つ、千年の秘湯を掲げる宿。源泉の上に浴槽を置き、湯船の底板から空気に触れていない湯が湧く「源泉湧き流し」の湯を「久安の湯」と「泉響の湯」で使う。1918年築の木造本館を今も玄関と客室に使い、大町桂月が本籍を移して没した宿として資料館を持つ。2022年に源泉かけ流しの半露天風呂付きの離れが3棟開いた。全35室。

青森県十和田市法量谷地、八甲田の山中に建つ一軒宿。開湯400年以上、日本三秘湯のひとつとされる。浴槽の底から直接湧く38度の「下の湯」と、硫黄の湯花で白濁した42度の「上の湯」があり、ぬるい湯に長く浸かってから熱い湯で仕上げる。古びた木造の建物で、客室は昭和レトロ、トイレと洗面所は共同。東館の源氏の間は瀬戸内寂聴が『源氏物語』第九巻を執筆した部屋。名物は南八甲田の天然水で育った岩魚料理。青森駅からバスで2時間。

青森県むつ市大畑町朝比奈岳1-14、薬研温泉にある全6室の小さな宿。宿は楽天トラベルに「無色透明・無味無臭の天然温泉100%掛け流しですので、24時間ご利用できます」と登録する。浴槽はぬるめと熱めがあり、24時間入れる。山菜やキノコを使った手作りの料理を出す。JR下北駅からバスで旧大畑駅まで来れば、有料の送迎がある。