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Hokkaido — Onsen Area
豊富温泉(北海道)の風景

Photo: MaedaAkihiko / CC0 via Wikimedia Commons

Toyotomi Onsen

豊富温泉

とよとみおんせん

北海道天塩郡豊富町、日本最北の温泉郷。大正末期、石油の試掘中に天然ガスと湯が噴き出して開湯した。豊富町は泉質を含よう素-ナトリウム-塩化物温泉と含よう素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉の二種とし、いずれも黄濁し、石油や天然ガスとともに湧くためわずかに油分を含むと書く。油を含む湯は珍しく、乾癬やアトピー性皮膚炎の湯治で全国から人が来る。利尻・礼文・サロベツ国立公園が近い。

Quality
含よう素泉・塩化物泉
Access
JR宗谷本線 豊富駅(車10分・バス15分、宿の送迎あり・要予約)/稚内空港(車約1時間)
From Tokyo
約6時間
From Osaka
約7時間
Temp
35 ℃

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豊富温泉の宿を見る(1軒)

石油を掘っていたら湯が出た

豊富温泉は北海道天塩郡豊富町。日本最北の温泉郷である。稚内の手前、サロベツ原野の東側にある。

開湯のいきさつが変わっている。宿はこう書く。豊富温泉は大正の末期に拓かれた歴史ある温泉で、石油の試掘を行っていたときの際に天然ガスと温泉が噴出したところから発祥しています——。

狙っていたのは石油だった。出てきたのは湯とガスだった。だからこの温泉には、石油と同じものが混じっている。

油の浮いた湯

豊富町の説明が正確だ。豊富温泉には、含よう素-ナトリウム-塩化物温泉(弱アルカリ性高張性温泉)と、含よう素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(弱アルカリ性高張性冷鉱泉)の二種類の泉質があり、いずれも黄濁し、井戸からは石油や天然ガスとともに湧出してくるためわずかに油分を含んでいます——。

湯船に油が浮いている。黄色く濁っていて、弱い石油のにおいがする。日によって油の濃さが変わる、と宿は書く。

よう素を含む温泉は千葉の白子温泉や沖縄の三重城温泉にもあるが、油が浮くのはここくらいだ。泉温は35度ほどで、高張性なので成分が濃い。

湯治に来る人がいる

この温泉が全国に知られているのは、皮膚の療養のためだ。

豊富町は、乾癬やアトピー性皮膚炎に効果がある肌にやさしい湯治湯として近年は人気だと書く。宿も、古くから「どんな傷も温泉で治る」と言われ、近年はアトピーや乾癬など皮膚疾患に悩む人が多く訪れると紹介している。

実際、この町には長期滞在の受け皿がある。町営のふれあいセンターには源泉をそのまま引いた湯治客用の浴場があり、湯治向けの宿もある。数週間単位で滞在する人がいる温泉地は、いまの日本では多くない。

ただし、温泉の効き方は人による。療養が目的なら、行く前に主治医に相談してほしい。

ふれあいセンター

温泉街の中心にあるのが、豊富町が運営する日帰り入浴施設「ふれあいセンター」だ。

源泉をそのまま引いた湯治客用の浴場と、一般客用の浴場が分けてある。レストラン、売店、休憩所もある。地元の人も湯治の人も観光の人も、ここへ来る。営業時間は変わることがあるので、行く前に確かめたい。

サロベツ原野の縁

温泉の西には利尻・礼文・サロベツ国立公園が広がる。サロベツ湿原センターから木道を歩けば、晴れた日には湿原の向こうに利尻富士が見える。

豊富町は酪農の町でもあり、日本一の規模ともいわれる乳牛の放牧地があると宿は書く。牛乳とバターとプリンが名物で、温泉の宿がそれを作っていたりする。

兜沼公園は野鳥の多い沼。日本海沿いのオロロンラインを南へ走れば、風力発電の風車と海がどこまでも続く。

着くまで

JR宗谷本線の豊富駅から車で10分、バスで15分。バス停「豊富温泉」から徒歩1分。宿によっては駅からの送迎がある(事前予約が必要)。

稚内空港からは車で1時間ほど。札幌からは車で5時間近くかかるので、飛行機か特急宗谷を使うほうが現実的だ。冬は雪と風が強い土地なので、夏から秋のほうが動きやすい。

Day Trip

豊富温泉の日帰り入浴

  • サロベツ湿原センター
  • 兜沼公園
  • 日本海オロロンライン

冬は雪と風が強く、道路が閉じることがあります。夏から秋に行くほうが動きやすい温泉地です。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Temperature

35℃温泉

2060100℃

Best Season

夏・秋

春夏秋冬
Benefits
冷え性皮膚乾燥症疲労回復
所在地Location
北海道
泉質Spring Quality
含よう素泉・塩化物泉
最寄駅Nearest Station
JR宗谷本線 豊富駅(車10分・バス15分、宿の送迎あり・要予約)/稚内空港(車約1時間)
東京からFrom Tokyo
約6時間
大阪からFrom Osaka
約7時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

豊富温泉のよくある質問

Q豊富温泉の泉質は?
A

豊富町は、含よう素-ナトリウム-塩化物温泉(弱アルカリ性高張性温泉)と、含よう素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(弱アルカリ性高張性冷鉱泉)の二種類があり、いずれも黄濁し、井戸からは石油や天然ガスとともに湧出してくるためわずかに油分を含んでいると説明しています。宿の一つは泉温を35.0度としています。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。

Qどうして油が浮いているのですか?
A

宿は、大正の末期に石油の試掘を行っていたときに天然ガスと温泉が噴出したところから発祥していると書いています。石油と同じ地層から湧くため、湯に油分が混じります。黄濁していて弱い石油臭があるのも特徴だとしています。日によって油の濃さが変わるとも書かれています。

Q皮膚の療養で行く人が多いと聞きました。
A

豊富町は、乾癬やアトピー性皮膚炎に効果がある肌にやさしい湯治湯として近年は人気だと紹介しています。宿も、古くから「どんな傷も温泉で治る」と言われ、近年はアトピーや乾癬など皮膚疾患に悩む人が多く訪れると書いています。ただし効き方は人によります。療養が目的なら、行く前に主治医に相談してください。

Q日帰りで入れますか?
A

入れます。豊富町が運営する日帰り入浴施設「ふれあいセンター」が温泉街の中心にあり、源泉をそのまま引いた湯治客用の浴場と一般客用の浴場が整備されています。レストランや売店、休憩所もあります。宿でも日帰り入浴を受けているところがあります。営業時間は変わることがあるので確かめてください。

Q豊富温泉へのアクセスは?
A

JR宗谷本線の豊富駅から車で10分、バスで15分、バス停「豊富温泉」から徒歩1分です。宿によっては豊富駅からの送迎があります(事前予約が必要)。稚内空港からは車で1時間ほど。札幌からは車で5時間近くかかるので、飛行機か特急を使うのが現実的です。

UPDATED 2026.09.23

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