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プラチナと名づけた湯
白金温泉は北海道上川郡美瑛町。十勝岳の山麓にある。
名前の由来を、北海道観光公式サイト HOKKAIDO LOVE! が書いている。
「十勝岳連峰を望む山麓に広がるびえい白金温泉は、1950年に源泉が湧出した際、『地底から湧いたプラチナのように尊い湯』と称えられたことから、その名が付けられました」。
プラチナは日本語で白金と書く。それがそのまま温泉地の名前になった。
1950年は昭和25年。新しい温泉地である。北海道の温泉地は開拓以降に掘られたものが多いが、そのなかでも戦後に入ってからの開湯にあたる。
四キロの白樺並木
美瑛の市街地から白金へ向かう道は、丘を抜けて山へ入っていく。
北海道観光公式サイトは「温泉街へ続く約4kmの道には美しい白樺並木が続き、新緑や紅葉、雪景色など四季折々の風景が訪れる人を迎えてくれます」と書いている。
白樺の幹は白い。雪の季節には景色が白と白になる。
美瑛は丘の景観で知られる町だが、白金へ向かう道はその丘を過ぎたあたりから森になる。町の風景と山の風景が入れ替わる場所だ。
堰堤が作った青い池
白金温泉の近くに「白金青い池」がある。今ではこの一帯でいちばん人を集める場所になった。
この池は自然にできたものではない。
北海道観光公式サイトの説明を引く。「十勝岳の火山泥流を防ぐ堰堤工事によって誕生したこの池は、白ひげの滝から湧き出る地下水が美瑛川と混ざり合い生まれました。水中に溶け込んだ目に見えない粒子が太陽光を散乱させ、鮮やかなコバルトブルーやエメラルドグリーンの色彩を放ちます」。
十勝岳は活火山だ。噴火のたびに泥流が下る。それを止めるために堰堤を作ったら、水が溜まって池になった。
水面には枯れたカラマツが立っている。堰堤で水位が上がったときに水没した木だ。
防災工事の副産物が観光地になった、という珍しい例である。
白ひげの滝
青い池の青さを作っているのが、白ひげの滝から湧く地下水だ。
この滝は崖の途中から水が出ている。川が落ちているのではなく、地層のあいだから地下水が噴き出して落ちる形だ。そういう滝を潜流瀑という。
温泉街のすぐそばにあり、ブルーリバー橋から見下ろせる。冬はライトアップされる。
滝の水に含まれるアルミニウムの粒子が美瑛川の水と混ざり、光を散らして青く見せている。青い池と滝はひと続きの現象である。
杖忘れの湯
泉質について、北海道観光公式サイトは硫酸塩泉とする。泉質別適応症としてきりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症を挙げている。
宿はもう少し細かく、ナトリウム・カルシウム・マグネシウム硫酸塩・塩化物泉と表示している。
宿が繰り返し使っているのが「杖忘れの湯」という言い方だ。杖をついて来た人が杖を忘れて帰る、という意味である。
効き方は人によるので、そこは言い伝えとして読んでほしい。ただ、硫酸塩泉は「傷の湯」と呼ばれる系統ではある。
静かな温泉郷
白金は小さい。宿が数軒あるだけで、飲食店や土産物屋の並ぶ通りはない。
北海道観光公式サイトは「豊かな自然と落ち着いた温泉街の風情」「静かな山あいの温泉ならではの穏やかな時間」と書いている。
青い池に人が来るようになってから日中は車が増えたが、夕方には引く。泊まる人は少ない。
十勝岳の山麓には温泉地が点在している。上富良野側に吹上温泉と十勝岳温泉、美瑛側に白金温泉。同じ山を囲んでいるが、道はつながっていない区間がある。行き来するなら山を大きく回ることになる。
着くまで
JR富良野線の美瑛駅からバスで約35分。車なら25分ほど。
旭川空港からは車で約35分。道央自動車道の旭川鷹栖ICからは約70分と北海道観光公式サイトは案内している。
旭川から入るのがいちばん早い。美瑛の丘を通って上がってくる道なので、途中で寄り道をしたくなる。
冬は雪が深いが、道は除雪される。青い池の冬季ライトアップの時期は、夜に車が増える。
白金温泉の日帰り入浴
- 白金青い池
- 白ひげの滝
- 美瑛の丘
十勝岳望岳台へも車で上がれる。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
秋・冬
- 所在地Location
- 北海道
- 泉質Spring Quality
- 硫酸塩泉・塩化物泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR富良野線 美瑛駅(バス約35分/車約25分)/旭川空港(車約35分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約4時間
- 大阪からFrom Osaka
- 約5時間
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
白金温泉のよくある質問
Q白金という名前の由来は何ですか
北海道観光公式サイト HOKKAIDO LOVE! はこう書いています。「十勝岳連峰を望む山麓に広がるびえい白金温泉は、1950年に源泉が湧出した際、『地底から湧いたプラチナのように尊い湯』と称えられたことから、その名が付けられました」。プラチナは日本語で白金です。
Q青い池はどうして青いのですか
北海道観光公式サイトはこう説明しています。「十勝岳の火山泥流を防ぐ堰堤工事によって誕生したこの池は、白ひげの滝から湧き出る地下水が美瑛川と混ざり合い生まれました。水中に溶け込んだ目に見えない粒子が太陽光を散乱させ、鮮やかなコバルトブルーやエメラルドグリーンの色彩を放ちます」。人が作ったダムの副産物として生まれた池です。
Q泉質を教えてください
北海道観光公式サイトは硫酸塩泉とし、泉質別適応症としてきりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症を挙げています。宿によってはナトリウム・カルシウム・マグネシウム硫酸塩・塩化物泉と表示しています。宿は昔から「杖忘れの湯」と呼ばれてきたと書いています。
Q温泉街はどのくらいの規模ですか
宿が数軒の小さな温泉郷です。北海道観光公式サイトは「豊かな自然と落ち着いた温泉街の風情」「静かな山あいの温泉ならではの穏やかな時間」と書いています。飲食店や土産物屋が並ぶような温泉街ではありません。
Q白樺並木とは何ですか
温泉街へ続く道の並木です。北海道観光公式サイトは「温泉街へ続く約4kmの道には美しい白樺並木が続き、新緑や紅葉、雪景色など四季折々の風景が訪れる人を迎えてくれます」と書いています。美瑛の丘から山へ上がる途中にあります。
Qアクセスを教えてください
北海道観光公式サイトはJR美瑛駅からバスで約35分、旭川空港から車で約35分、道央自動車道の旭川鷹栖ICから車で約70分としています。青い池と白ひげの滝は温泉街のすぐ近くです。
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白金温泉の宿

白金温泉 碧の美 ゆゆ
白金温泉の49室の宿。加水も加温も循環もしない100%源泉かけ流しだと宿は書く。源泉53度、pH6.9。日帰り入浴は11時から20時で大人1,200円。旧称は湯元白金温泉ホテル。

白金温泉郷 森の旅亭びえい
北海道上川郡美瑛町白金、十勝岳の麓の森にある17室の宿。数寄屋造りで、客室に露天風呂の付くタイプがある。公式サイトは大浴場と露天、客室露天をいずれも源泉かけ流しとしつつ、温度調整のため一部加水・加温の場合があると添えている。泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウム硫酸塩・塩化物。日帰り入浴もでき、白金青い池までは車で数分。
UPDATED 2026.09.29

