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Hokkaido — Onsen Area
十勝川温泉(北海道)の風景

Photo: 663highland / CC BY 2.5 via Wikimedia Commons

Tokachigawa Onsen

十勝川温泉

とかちがわおんせん

十勝平野の中央、十勝川の河畔に湧く植物性の「モール温泉」。太古の植物が堆積した亜炭層を通って湧き、琥珀色でぬるりとした肌触りが特徴。2004年に北海道遺産に選ばれた。帯広駅からバスで30分。

Quality
塩化物泉・炭酸水素塩泉
Access
JR根室本線 帯広駅(バス約30分)
From Tokyo
約3時間(羽田からとかち帯広空港へ飛び、車で35分)
From Osaka

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十勝川温泉の宿を見る(2軒)

十勝川温泉は北海道の東部、十勝平野の中央を流れる十勝川の河畔にある。

湧いているのは「モール温泉」と呼ばれる植物性の湯である。湯の色は琥珀色で、肌に触れるとぬるりとする。

亜炭層を通って湧く

十勝川温泉観光協会は、この湯の成り立ちをこう説明している。遥か太古、川畔には葦などの植物が自生していた。それらが長い時間をかけて堆積し、できあがった亜炭層を通って湧き出るのがモール温泉である。

「モール」はドイツ語で泥炭を指す言葉に由来する。植物由来の有機物を含む温泉は世界的にも珍しく、平成16年(2004年)に北海道の温泉地では先んじて北海道遺産に選定された。

泉質名はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。泉温は55〜60度と案内されている。塩化物泉の保温と、炭酸水素塩泉の肌をなめらかにする性質を併せ持つ湯で、「美人の湯」を掲げる宿が多い。

昭和初期からの温泉地

宿の一つは、この湯がアイヌの人々に「薬の沼」として伝えられていたと紹介している。本格的な開発が進んだのは昭和初期で、戦後に道東を代表する温泉地へ成長したと観光協会は述べている。

温泉街は十勝川の南岸に沿ってホテルが並ぶ。歴史ある木造の湯宿が残る温泉地ではなく、平野の中に大型の宿が集まった形である。宿の窓から見えるのは、川と、その向こうに広がる十勝の農地、遠くに日高山脈である。

帯広から近い

帯広の市街から車で20分ほどしか離れていない。

十勝は豚丼やスイーツで知られ、帯広の街で食べて温泉に泊まる、という組み方ができる。帯広を拠点に十勝の農村地帯や然別湖、糠平方面へ足を延ばす行程でも、十勝川温泉は宿泊地として使いやすい位置にある。

冬の十勝

十勝は北海道の中でも晴天の日が多い土地として知られる。冬は気温が氷点下20度近くまで下がる日があるが、空は晴れていることが多い。

雪の中で琥珀色の湯に浸かる。北海道の温泉地の中でも、乾いた寒さと晴れた空という十勝らしい冬を体験できる場所である。冬に車で向かうなら、路面の凍結を前提に装備を整えたい。

着くまで

JR帯広駅のバスターミナルから十勝バスの十勝川温泉線でおよそ30分。本数は1日8往復前後で、土日祝は運休する便がある。車なら帯広駅から20分、道東自動車道の音更帯広ICから20分、池田ICから30分。

東京からは羽田からとかち帯広空港へ飛ぶのが早く、空港から車で40分前後。新千歳空港からは十勝川温泉へ直行する都市間バスがあり、2時間強で着く。札幌からは高速バスで帯広まで3時間50分、車で音更帯広ICまで2時間45分ほどである。

歩き方

温泉街は川沿いにまとまっているが、宿と宿の間は少し離れている。歩いて外湯を巡る温泉地ではなく、泊まった宿の湯に浸かる形である。

日帰り入浴を受け付けている宿があり、帯広に泊まって湯だけ入りに来ることもできる。宿ごとに受付時間と条件が違うので、出かける前に確かめたい。

Day Trip

十勝川温泉の日帰り入浴

  • 日帰り入浴を受け付けている宿の大浴場

温泉街は十勝川の南岸にまとまっています。帯広の市街から近く、帯広に泊まって湯だけ入りに来る使い方もできます。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

冬・夏

春夏秋冬
Benefits
神経痛筋肉痛冷え性慢性皮膚病
所在地Location
北海道
泉質Spring Quality
塩化物泉・炭酸水素塩泉
最寄駅Nearest Station
JR根室本線 帯広駅(バス約30分)
東京からFrom Tokyo
約3時間(羽田からとかち帯広空港へ飛び、車で35分)

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

十勝川温泉のよくある質問

Qモール温泉とは何ですか?
A

泥炭や亜炭など植物由来の有機物を含む温泉です。十勝川温泉観光協会は、太古に川畔に自生した葦などの植物が長い時間をかけて堆積し、できあがった亜炭層を通って湧き出る温泉だと説明しています。泉質名はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉で、泉温は55〜60度と案内されています。

Q十勝川温泉はいつからありますか?
A

昭和初期から本格的に開発が進んだと観光協会は述べています。宿の一つは、アイヌの人々に「薬の沼」として伝えられていた湯だと紹介しています。平成16年(2004年)に北海道遺産に選定されました。

Q十勝川温泉へのアクセスは?
A

JR帯広駅のバスターミナルから十勝バスの十勝川温泉線でおよそ30分です。車なら帯広駅から20分、音更帯広ICから20分ほど。とかち帯広空港からは車で40分前後で、羽田からの直行便があります。新千歳空港から十勝川温泉へ直行する都市間バスも運行されています。

Q十勝川温泉で日帰り入浴はできますか?
A

できる宿があります。第一ホテルは豊洲亭・豆陽亭で日帰り入浴を予約不要で受け付けていると案内しています。混雑時や特定の時期は入館を制限することがあると宿は述べているので、出かける前に確認してください。

UPDATED 2026.09.16

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