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ぬかびら源泉郷は北海道河東郡上士幌町、大雪山国立公園の東側にある。糠平湖のほとりで、上士幌の町から北へ23キロ入った山の中である。
宿ごとに源泉がある
この温泉地の特徴は、名前そのものに出ている。かつては糠平温泉と呼ばれていたが、今は「ぬかびら源泉郷」という。
理由は単純で、宿がそれぞれ自分の源泉を持ち、すべてが源泉かけ流しだからである。糠平温泉ホテルは「各宿が源泉を持つ日本でも珍しい温泉地」と書く。温泉地でひとつの源泉を分け合う形が一般的ななかで、ここは違う。
大正8年(1919年)に島隆重が源泉を発見し、大正のころから湯治の湯として親しまれてきた。
重曹泉のすべすべ
泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。重曹泉である。
重曹には皮膚の表面をやわらかくする働きがあるので、肌がすべすべになる。飲めば胃腸病にもよいとされる。泉温は50度から60度で、加水する施設はあるが循環している施設はないと北海道の観光サイトは書いている。
糠平温泉ホテルは自館の湯の性格を二つに分けて説明する。ナトリウム炭酸水素泉の「クレンジング系」と、ナトリウム塩化物泉の「化粧水系」。毛穴の汚れや角栓を溶かす働きと、肌の水分量を上げて保湿する働きを併せ持つという。湧出量は毎分60.2リットル。
効き方は人によるので、体のことで気になる点があれば入る前に医師に確かめておきたい。
八軒の宿
上士幌町の施設ガイドには、糠平舘観光ホテル、糠平温泉ホテル、中村屋、山の旅籠 山湖荘、ペンション 森のふくろう、東大雪ぬかびらユースホステル、湯元館、湖々路の郷が並ぶ。
露天風呂があるのは糠平舘観光ホテル、中村屋、湯元館の三軒。山湖荘には洞窟風呂がある。湯元館は大正8年に初代が糠平の源泉を発見した宿で、今は1日1組1棟貸しのコテージのみを受けている。
温泉街と呼ぶほどの賑わいはない。山の中に宿が点在しているだけである。
幻の橋
この一帯の観光を支えているのがタウシュベツ川橋梁である。
昭和初期に北十勝の森林資源を運ぶために架けられた鉄道の橋で、一級の鉄道遺産とされる。旧国鉄士幌線の遺構である。
おもしろいのは、糠平湖の水位によって現れたり沈んだりすることだ。水位が低い1月ごろに凍った湖面に姿を現し、6月ごろから沈み始め、8月から10月ごろには湖底に沈む。「幻の橋」と呼ばれるのはそのためである。
見に行く時期を選ぶ必要がある。展望台から眺めるほか、ガイド付きのツアーもある。
神々の遊ぶ庭の東側
大雪山はアイヌの言葉でカムイミンタラ、神々が遊ぶ庭と呼ばれる。ぬかびら源泉郷はその東側にあたる。
ニペソツ山、ウペペサンケ山といった東大雪の山々と糠平湖に囲まれている。三国峠は北海道でいちばん高い峠で、展望台から見下ろす樹海の眺めが知られる。層雲峡方面へ抜ける道でもある。
着くまで
上士幌町の中心部から北へ約23キロ。帯広からバスで1時間40分ほど、車では約1時間20分。
周りに店は多くない。冬は路面が凍り、三国峠は通行止めになることがある。道路状況を確かめてから向かいたい。
ぬかびら源泉郷の日帰り入浴
- タウシュベツ川橋梁
- 糠平湖
- 三国峠
タウシュベツ川橋梁は季節によって見えません。展望台からの見学とツアーがあります。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
秋・冬
- 所在地Location
- 北海道
- 泉質Spring Quality
- 塩化物泉・炭酸水素塩泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR帯広駅(バス約1時間40分)/上士幌町中心部から北へ約23キロ
- 東京からFrom Tokyo
- 約4時間
- 大阪からFrom Osaka
- 約5時間
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
ぬかびら源泉郷のよくある質問
Qぬかびら源泉郷の泉質は?
ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉(重曹泉)です。肌がすべすべになり、飲むと胃腸病にもよいとされます。泉温は50度から60度で、加水する施設はありますが循環している施設はないと北海道の観光サイトは書いています。糠平温泉ホテルは自館の湯を、ナトリウム炭酸水素泉のクレンジング系とナトリウム塩化物泉の化粧水系という二つの性格を併せ持つと説明しています。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。
Qなぜ「源泉郷」というのですか?
宿がそれぞれ自分の源泉を持ち、すべてが源泉かけ流しだからです。糠平温泉ホテルは「各宿が源泉を持つ日本でも珍しい温泉地」と書いています。かつては糠平温泉と呼ばれていましたが、その特徴を名前に出して「ぬかびら源泉郷」と改めました。
Qどんな宿がありますか?
上士幌町の施設ガイドには糠平舘観光ホテル、糠平温泉ホテル、中村屋、山の旅籠 山湖荘、ペンション 森のふくろう、東大雪ぬかびらユースホステル、湯元館、湖々路の郷が挙がっています。糠平舘観光ホテル、中村屋、湯元館には露天風呂があります。湯元館は大正8年に初代が糠平の源泉を発見した宿で、今は1日1組1棟貸しのコテージのみです。
Qタウシュベツ川橋梁とは?
昭和初期に北十勝の森林資源を運ぶために架けられた鉄道の橋で、一級の鉄道遺産とされます。糠平湖の水位によって現れたり沈んだりするため「幻の橋」と呼ばれます。水位が低い1月ごろに凍った湖面に姿を現し、6月ごろから沈み始め、8月から10月ごろには湖底に沈みます。
Qぬかびら源泉郷へのアクセスは?
上士幌町の中心部から北へ約23キロの山の中です。帯広からバスで1時間40分ほど。車では帯広から約1時間20分。三国峠を越えれば層雲峡方面へ抜けられますが、冬は道路状況を確かめてから向かってください。
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UPDATED 2026.09.24



