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Kumamoto — Onsen Area
山鹿温泉(熊本県)の風景

Photo: Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

Yamaga Onsen

山鹿温泉

やまがおんせん

明治の芝居小屋「八千代座」が残る熊本県北の温泉町。八月の灯籠まつりでは金灯籠を頭に載せた女性たちが踊る。町の中心に共同浴場「さくら湯」がある。

Quality
単純温泉
Access
JR鹿児島本線 玉名駅(バス約40分)
From Tokyo
約3時間
From Osaka
約3時間

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山鹿温泉の宿を見る(2軒)

山鹿温泉は熊本県の北部、菊池川沿いの町にある。

温泉町であると同時に、明治の芝居小屋と灯籠の祭りで知られる町である。湯だけを目的に行くより、町を歩く前提で行くと中身が増える。

八千代座

八千代座は1910年に建てられた芝居小屋で、国の重要文化財に指定されている。

設計と監督は木村亀太郎という船問屋の主人で、提灯職人でもあった。東京の歌舞伎座などを見て回り、上海まで行って西洋の工法を取り入れたと伝わる。

回り舞台や奈落が残り、今も公演が行われる。公演のない日は館内を見学でき、舞台の裏側まで入れる。明治の芝居小屋がこの形で残り、しかも使われている例は多くない。温泉街から歩いて行ける。

灯籠まつり

例年8月15日と16日、山鹿灯籠まつりが開かれる。

和紙で作った金灯籠を頭に載せた女性たちが、ゆっくりと踊る。千人灯籠踊りと呼ばれ、夜の会場に灯りが揺れる光景がこの町の顔になっている。この時期は宿の予約が取りにくい。

灯籠は和紙と糊だけで作られる。町には灯籠を展示する施設があり、祭りの時期でなくても見られる。

さくら湯

町の中心に、さくら湯という共同浴場がある。

天井の高い木造の浴室で、山鹿の湯の中心になっている。宿に泊まらなくても、ここで山鹿の湯は分かる。建て直しの経緯は次の節に書いた。

さくら湯の建て直し

山鹿温泉の中心にあるのが、元湯のさくら湯である。

もとは370年ほど前、肥後細川藩の初代藩主が山鹿の湯を気に入って御茶屋として建てたものだと山鹿市は伝えている。藩主のための施設が、のちに町の共同浴場になった。

一度、1973年に取り壊されている。そのあと市民の要望を受けて建て直され、2012年に江戸期の建築様式を取り入れた九州最大級の木造浴場として復活した。

古い建物がそのまま残っているのではない。壊して、建て直したものである。それでも木造の湯屋という形を選んだところに、この町が湯をどう考えているかが出ている。

pH9.62のアルカリ性単純泉

泉質はアルカリ性単純温泉。熊本県の公式温泉サイトは、pH9.62、湯温40.0度としている。

効能として神経痛、疲労回復、筋肉痛、関節痛、痔、慢性消化器病、リウマチ、冷え性などを挙げている。

pH9.6というのは強いアルカリ性である。入ると肌がぬるりとして、上がるとなめらかになる。山鹿が「美人の湯」と呼ばれるのはこの性質による。

40度という湯温は熱くない。押してくる湯ではないので、町を歩いて戻ってきて長く浸かるのに向いている。

湯の端の足湯

豊前街道沿いの湯の端公園には足湯がある。

アルカリ性単純泉のややぬるめの湯で、上がったあとも温かさが残ると山鹿市は書いている。

湯と芝居小屋と街道。山鹿の町歩きは、この三つをつないで歩くことになる。

熊本と福岡の間

山鹿は熊本市街から車で1時間ほど、福岡からも1時間30分ほどの位置にある。

どちらからも日帰りが成立する。ただし八千代座と灯籠の展示、さくら湯、菊池川沿いの町並みを回るなら、一泊するほうが動きやすい。

歩き方

JR鹿児島本線の玉名駅からバスで40分ほど。熊本駅や福岡からのバスもある。九州自動車道の菊水ICから車で15分ほど。

温泉街は八千代座、さくら湯、灯籠の展示施設が徒歩圏にまとまっており、歩いて回れる。

Day Trip

山鹿温泉の日帰り入浴

  • 共同浴場 さくら湯
  • 日帰り入浴を受け入れている宿

さくら湯は町の中心にあり、八千代座から歩いて行けます。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

夏・秋

春夏秋冬
Benefits
神経痛筋肉痛冷え性
所在地Location
熊本県
泉質Spring Quality
単純温泉
最寄駅Nearest Station
JR鹿児島本線 玉名駅(バス約40分)
東京からFrom Tokyo
約3時間
大阪からFrom Osaka
約3時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

山鹿温泉のよくある質問

Qさくら湯はいつからある建物ですか?
A

もとは370年ほど前に肥後細川藩の初代藩主が御茶屋として建てたものですが、1973年に一度取り壊されています。市民の要望を受けて建て直され、2012年に江戸期の建築様式を取り入れた九州最大級の木造浴場として復活しました。

Q山鹿温泉の泉質は?
A

アルカリ性単純温泉です。熊本県の公式温泉サイトはpH9.62、湯温40.0度とし、効能として神経痛、疲労回復、筋肉痛、関節痛、痔、慢性消化器病、リウマチ、冷え性などを挙げています。

Q八千代座とは何ですか?
A

1910年に江戸期の様式をとって建てられた歌舞伎の芝居小屋で、国の重要文化財です。設計と監督は船問屋の主人で提灯職人でもあった木村亀太郎。東京の歌舞伎座などを見て回り、上海まで行って西洋の工法を取り入れたと伝わります。

Q山鹿温泉は日帰りでも入れますか?
A

入れます。町の中心に共同浴場のさくら湯があり、日帰りで利用できます。日帰り入浴を受け入れている宿もあります。熊本市街から車で1時間ほど、福岡からも1時間30分ほどです。

Q八千代座とは何ですか?
A

1910年に建てられた芝居小屋で、国の重要文化財に指定されています。回り舞台や奈落が残り、今も公演が行われます。公演のない日は館内を見学できます。温泉街から歩いて行けます。

Q山鹿灯籠まつりはいつですか?
A

例年8月15日と16日です。和紙で作った金灯籠を頭に載せた女性たちが踊る「千人灯籠踊り」で知られます。この時期は宿の予約が取りにくくなります。

Qさくら湯とは何ですか?
A

町の中心にある共同浴場です。江戸期に藩主の御茶屋として始まった浴場を、2012年に木造で再建したものです。天井の高い浴室で、山鹿の湯の中心になっています。

UPDATED 2026.10.01

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