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Gunma — Onsen Area
四万温泉(群馬県)の風景

Photo: Kentaro Ohno from Tokyo, Japan / CC BY 2.0 via Wikimedia Commons

Shima Onsen

四万温泉

しまおんせん

四万の病に効くという名が示すとおり、飲泉も行われてきた湯治の里。国民保養温泉地の第一号に指定され、渓谷に沿って静かな宿が並ぶ。

Quality
塩化物泉・硫酸塩泉
Access
JR吾妻線 中之条駅(バス約40分)
From Tokyo
約3時間
From Osaka
約6時間

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四万温泉の宿を見る(2軒)

四万温泉の名は、四万の病に効くという言い伝えに由来すると伝わる。誇張のように聞こえるが、この湯が療養の湯として扱われてきたことは制度の上でも裏づけがある。

1954年、国が療養に適した温泉地として最初に指定した三か所のうちの一つが四万温泉だった。国民保養温泉地の第一号である。

この温泉地の湯

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。無色透明で、刺激が少ない。塩分による保温性と、硫酸塩泉の性質を併せ持つ。

飲泉所が設けられており、指定された場所で飲むことができる。胃腸への効能が古くから語られてきた湯である。ただし飲泉は量と方法が定められているので、掲示に従いたい。

歓楽街を持たなかった温泉地

四万は、近くの草津や伊香保と比べて名が通っていない。それは規模の問題であって、湯の質の問題ではない。

療養と静養を旨とする温泉地として位置づけられたため、大型の歓楽街をつくらなかった。四万川の渓谷に沿って宿が点在する姿は、その選択の結果である。

温泉街の中心にある積善館は、江戸期の建物が現存する木造の宿で、赤い橋と重なる外観がよく知られている。建物そのものを見に行く価値がある。

積善館という建物

温泉街の中心に積善館がある。江戸期の建物が現存する木造の宿で、赤い橋と重なる外観がよく知られている。

本館、山荘、佳松亭と時代の違う建物が斜面に連なっており、館内を歩くと建てられた年代の差がそのまま見える。トンネルと階段で棟がつながっている構造も、増築を重ねた結果である。

宿泊しなくても、日帰り入浴や見学の形で建物に触れられる場合がある。運用は変わるので、訪れる前に確認したい。

建物そのものを目的にできる宿は多くない。四万を選ぶ理由として、これは十分に成立する。

四万ブルーを見に行く

四万川の水は、場所によって深い青色に見える。水に含まれる微粒子が光を散乱させることで生まれる色で、四万ブルーと呼ばれる。

最もはっきり見えるのは、四万川ダムによってできた奥四万湖である。温泉街から車で上がれる。濃さは天候と季節で変わり、晴れた日の午前がよいとされる。曇っていると色が沈むので、天気を見て動く価値がある。

渓谷沿いには遊歩道が整備されており、甌穴群まで歩ける。川が岩を削ってできた穴が並ぶ景観で、この川の力がそのまま見える。

群馬の湯を比べる

四万から草津までは車で一時間ほど。伊香保も同じ範囲にある。

草津はpHのきわめて低い強酸性の湯で、肌にはっきりした刺激がある。四万は無色透明で刺激が少なく、飲泉もできる穏やかな湯である。同じ群馬で、これほど性格が離れている。

伊香保は石段街を中心にした温泉街で、茶褐色の黄金の湯が湧く。三つを続けて訪ねると、湯の違いだけでなく町の造りの違いも見えてくる。

四万は歓楽街をつくらなかった温泉地である。夜に出歩く場所を探すより、宿と川で過ごす前提で組むほうが合っている。

歩き方

JR吾妻線の中之条駅からバスでおよそ40分。東京からは高速バスも運行している。

温泉街は川に沿って細長く伸びており、端から端まで歩くとそれなりの距離になる。宿の位置を先に確かめておきたい。

草津温泉までは車で一時間ほど。強い酸性泉の草津と、穏やかな四万を続けて訪ねると、群馬の湯の幅が分かる。伊香保も同じ範囲にある。

Day Trip

四万温泉の日帰り入浴

  • 共同浴場
  • 宿の日帰り入浴
  • 温泉街の足湯

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

秋・冬

春夏秋冬
Benefits
神経痛胃腸病冷え性疲労回復
所在地Location
群馬県
泉質Spring Quality
塩化物泉・硫酸塩泉
最寄駅Nearest Station
JR吾妻線 中之条駅(バス約40分)
東京からFrom Tokyo
約3時間
大阪からFrom Osaka
約6時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

四万温泉のよくある質問

Q四万温泉は日帰りでも行けますか?
A

行けます。共同浴場や日帰り入浴を受け入れている宿があり、無料の足湯も温泉街にあります。東京からおよそ3時間、中之条駅からバスで約40分です。ただし四万の魅力は静けさにあるため、日帰りだと移動時間の比重が大きくなります。

Q四万ブルーとは何ですか?
A

四万川ダムによってできた奥四万湖や、四万川の淵に見られる深い青色を指す通称です。水に含まれる微粒子が光を散乱させることで生まれる色で、天候や季節によって濃さが変わります。晴れた日の午前がもっともよく見えるとされます。

Q四万温泉の湯は飲めますか?
A

飲泉所が設けられており、指定された場所で飲むことができます。「四万の病に効く」という言い伝えが名の由来とされ、古くから胃腸への効能が語られてきました。ただし飲泉は量と方法が定められているため、掲示に従ってください。

Q国民保養温泉地の第一号とはどういう意味ですか?
A

1954年、国が療養に適した温泉地として最初に指定した三か所のうちの一つが四万温泉です。歓楽的な要素より療養と静養を重んじる温泉地として位置づけられました。今も大型の歓楽街を持たず、渓谷に沿って宿が並ぶ姿はその延長線上にあります。

Compare

ほかの温泉地と比べる

UPDATED 2026.08.13

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