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川原湯温泉は群馬県長野原町、吾妻川の谷にある。八ッ場ダムの建設に伴い温泉街ごと高台へ移り、ダム湖を見下ろす新しい温泉街になった。草津へ向かう吾妻線の途中にあり、川原湯温泉駅から歩ける。
頼朝が掘り当てた湯
川原湯温泉は1193年に、狩りをしていた源頼朝が立ち上る湯気を見つけ温泉を掘り当てたと言われていると川原湯温泉協会は案内している。酸性の強い草津温泉とは反対の優しいアルカリ性のため、「草津温泉の上がり湯」とも呼ばれ、長い間名湯として親しまれてきた。宿の一つは、古くから若山牧水をはじめ多くの文人墨客に愛されてきたと書き、温泉協会は嘉納治五郎がこよなく愛した温泉と掲げている。
お湯湧いた、お祝いだ
開湯から400年経過した頃、温泉が出なくなったことがある。村人の一人が枯れかけた温泉の匂いを嗅ぐと卵を茹でるような匂いがしたため、鶏を生贄にして祈りを捧げた。すると見事に湯がよみがえり、村人たちは「お湯湧いた、お湯湧いた」と口々に叫びながら湯をかけ合って喜んだ。これが毎年1月20日に行われる奇祭「湯かけ祭り」の始まりだと温泉協会は書く。「お湯湧いた」が転じて「お祝いだ、お祝いだ」と叫びながら、ふんどし姿の男たちが早朝5時から湯をかけ合う。見物客にも容赦なく、3歳以上の健康な人なら観光客も参加でき、放たれた鶏を捕まえた人に幸運が訪れるという。温泉街を新天地に移してからも続いている。
ダムで動いた温泉街
源頼朝が発見してから800年以上の時を紡いできた川原湯温泉は、平成26年(2014年)7月、名残惜しまれながらも新天地へ引っ越した。共同浴場の王湯は今までのフォルムを玄関に残して新たな一歩を踏み出し、湯かけ祭りの舞台もここに移ったと温泉協会は案内している。
八ッ場ダムは昭和27年に計画され、町を二分する反対運動と政権交代による中止と再開を経て、令和2年(2020年)3月に完成した。宿の一つは、352年間住み慣れた場所から移転し、水没予定地の農家と蔵を静かな山間地に移築したと書いている。新しい温泉街のコンセプトは「景色を見ながらブラブラ歩く温泉街」。公営の駐車場を2か所設け、雄大な山々や広い空、湖面に架かる橋を眺めながら街全体を散策する造りである。
硫黄の香る塩の湯
宿の一つは、源泉名を川原湯温泉(元の湯・新湯混合泉)、源泉温度79.3度、pH7.1の弱アルカリ性、泉質を含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉と案内している。見た目は透明だが硫黄の香りがしっかり漂う塩の温泉で、体の深いところまで温まって血の巡りがよくなり、温まりが持続する。移転で旧源泉と新たに掘削した新源泉を混ぜたが、湯の力は変わらないと群馬県の観光サイトは書く。効能はリウマチや関節痛によく効くと昔から言われ、入浴後に関節を動かすのがよいとされることから、少し歩く温泉街にしたと温泉協会は案内している。
着くまで
JR吾妻線の川原湯温泉駅から徒歩約15分。上野駅から特急草津号で長野原草津口駅まで約2時間15分、吾妻線で5分。上越新幹線で高崎まで約50分、吾妻線で約1時間15分の行き方もある。宿によっては駅から送迎がある。
車なら関越道の渋川ICから国道353号で中之条、国道145号で川原湯へ。上信越道の碓氷軽井沢ICから軽井沢方面へ抜けて長野原経由の道もある。
歩き方
温泉街は高台の一本道で、王湯と宿と食事処、カフェが並ぶ。公営駐車場に車を置いて歩き、王湯に入り、湖面に架かる橋とダムを眺める。八ッ場ふるさと館の足湯、やんば見放台、吾妻峡のレールバイクが車で数分。
草津の帰りに寄って上がり湯にする使い方が古くからあり、今もその位置にある。10月後半から11月は吾妻渓谷の紅葉、1月20日は湯かけ祭り。びしょ濡れになる覚悟があれば、祭りに合わせて泊まる。
川原湯温泉の日帰り入浴
- 共同浴場「王湯」(10:00〜18:00、1/1〜3・1/20・第3木曜休)
- 八ッ場ダムとやんば見放台
- 道の駅八ッ場ふるさと館の足湯
駅から歩けて、王湯で日帰り入浴ができます。八ッ場ダムの見学と組むと半日になります。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
79.3℃高温泉
2060100℃
7.1中性
0 酸性7アルカリ性 14
秋・冬
- 所在地Location
- 群馬県
- 泉質Spring Quality
- 硫黄泉・塩化物泉・硫酸塩泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR吾妻線 川原湯温泉駅(徒歩約15分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約2時間30分
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
川原湯温泉のよくある質問
Q川原湯温泉の歴史は?
1193年に、狩りをしていた源頼朝が立ち上る湯気を見つけ温泉を掘り当てたと言われると川原湯温泉協会は案内しています。酸性の強い草津温泉とは反対の優しいアルカリ性のため、草津温泉の上がり湯とも呼ばれ、長い間名湯として親しまれてきました。宿の一つは、若山牧水をはじめ多くの文人墨客に愛されてきたと書いています。
Q湯かけ祭りとは?
毎年1月20日の早朝5時から開催される奇祭で、ふんどし姿の若衆が湯のかけ合いをして湯の神に感謝すると川原湯温泉協会は案内しています。頼朝の発見から約400年後に温泉が出なくなり、村人が匂いを嗅ぐと卵を茹でるような匂いがしたので鶏を生贄にして祈ったところ湯がよみがえり、「お湯湧いた」が転じて「お祝いだ」と叫びながら湯をかけ合ったのが始まりです。3歳以上の健康な人なら観光客も参加でき、鶏を放って追い回します。
Q川原湯温泉は八ッ場ダムでどうなったのですか?
源頼朝が発見してから800年以上の時を紡いできた川原湯温泉は、平成26年(2014年)7月に名残惜しまれながらも新天地へ引っ越したと川原湯温泉協会は案内しています。共同浴場の王湯は今までのフォルムを玄関に残し、湯かけ祭りの舞台もここに移りました。新しい温泉街のコンセプトは「景色を見ながらブラブラ歩く温泉街」で、公営の駐車場を2か所設けて街全体を散策する造りです。八ッ場ダムは令和2年3月に完成しました。
Q川原湯温泉の泉質は?
宿の一つは源泉名を川原湯温泉(元の湯・新湯混合泉)、源泉温度79.3度、pH7.1の弱アルカリ性、泉質を含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉と案内しています。見た目は透明で硫黄の香りがしっかり漂う塩の温泉で、体の深いところまで温まると群馬県の観光サイトは書いています。リウマチや関節痛によく効くと昔から言われ、入浴後に関節を動かすのがよいとされると温泉協会は案内しています。
Q川原湯温泉へのアクセスは?
JR吾妻線の川原湯温泉駅から徒歩約15分と群馬県の観光サイトは案内しています。上野駅から特急草津号で長野原草津口駅まで約2時間15分、吾妻線で5分。または上越新幹線で高崎まで約50分、吾妻線で約1時間15分と宿の一つは案内しています。車なら関越道の渋川ICから国道353号と145号、または上信越道の碓氷軽井沢ICから長野原経由です。
ほかの温泉地と比べる
川原湯温泉の宿

川原湯温泉 丸木屋旅館
川原湯温泉の6室の旅館。宿は露天風呂がないことを先に書き、大きな窓からの眺望は露天に勝るとも劣らないと自負する。男女別の浴室は時間で入れ替わり、貸切用の個室浴室もある。24時間入れる。川原湯温泉駅から送迎で約5分。

川原湯温泉 山木館
寛文年間(1661年)創業、2013年に移転新装寛文年間(1661年)に名主・又兵衛が創業し14代続く川原湯温泉最古の宿。八ッ場ダムで352年間住み慣れた場所から移転し、水没予定地の養蚕農家の古民家と蔵を移築して2013年9月に新装した。十和田石の内湯に源泉かけ流し、川原の石を使った外湯、予約不要の無料貸切風呂「竹風の湯」。全8室にそれぞれ坪庭とテラスが付き、半露天の温泉風呂付きの「冬青」と蔵造りの離れ「隠蓑」がある。かまど料理を現代風にした夕食と門出祝いの栗おこわ。川原湯温泉駅から送迎。
UPDATED 2026.09.17

