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上高地の入口にある
中の湯温泉は、安房峠の途中にある。長野県松本市安曇。上高地へ入る道の、ちょうど分かれ目のあたりである。
一軒宿で、温泉地としてはこの宿だけを指す。周りは原生林で、人家はない。
上高地は観光地として名高いが、そこに温泉はない。湯に入りたければ、この峠まで下りてくることになる。そういう位置関係である。
1998年に動いた温泉
この温泉地には、場所が変わったという来歴がある。
宿はこう書いている。1915年、大正4年に創業した山合いの一軒宿で、安房トンネル工事が原因の水蒸気爆発により、安房峠途中の現在地へ移転したのが1998年である、と。
温泉地が動くというのは珍しい。だが火山の近くでは起こりうることで、ここはその実例になっている。移ったあとの場所からは穂高連峰が見え、焼岳の登山口にも近い。結果として、いまの位置のほうが山の宿として理にかなっている。
焼岳の足元
焼岳は活火山である。噴火警戒レベルが上がれば登山は止まる。
宿は2026年3月4日に警戒レベル2が解除され、レベル1に下がったので焼岳登山ができるようになったと知らせている。こうした状況は変わるので、登る予定があるなら気象庁の発表を自分で確かめてから行くこと。
登山基地として使う場合、宿の駐車場が日帰り駐車場として使えない期間があることも宿は告知している。安房峠入口ゲートが開く時期以降は、焼岳登山口の駐車スペースを使うよう求めている。
硫黄の湯
宿は、単純硫黄温泉の掛け流しだとしている。
内湯からは霞沢岳が見える。露天風呂はブナの原生林に囲まれていて、屋根がない。雪や雨の日のために傘が用意されているという。晴れていれば穂高連峰が正面に見える。
家族風呂もあり、こちらも源泉かけ流しで、空いていれば無料で使えると宿は書いている。
利用時間は13時から翌朝10時まで。19時に男女が入れ替わる。
環境に配慮して、浴室に用意されているのは石鹸とドライヤーだけだと宿は断っている。シャンプーの類は持参するか、宿で求めることになる。
通年で開いている
上高地は冬期に閉ざされる。バスも入らない。
そのなかで、この宿は通年営業している。宿自身が上高地唯一の通年営業の宿だとしている。冬の上高地を見に行く人の拠点になるということである。
雪の穂高を正面にして露天に入る、という過ごし方ができるのは、この条件があってのことだ。
日帰りでも入れる
日帰り入浴は12時から17時、大人1,000円、子供500円。ただし水不足や混雑で営業が変わることがあると宿は書いている。
家族風呂の日帰り利用は12時から15時まで。15時以降は宿泊客の時間になるので遠慮してほしい、としている。
上高地を歩いた帰りに寄る、という使い方をするなら時間に余裕を見ておきたい。
行き方の注意
安房峠の道である。冬は路面が凍る。バスで行くか車で行くかによって、使える季節が変わる。
松本から上高地方面へ向かう公共交通は季節で運行が変わるので、宿の交通案内を見てから予定を立てるのが確実である。
中の湯温泉の日帰り入浴
- 上高地(大正池・河童橋)
- 焼岳登山口
- 宿の日帰り入浴
上高地を歩いた帰りに立ち寄って湯に入り、松本へ下りる使い方ができます。日帰り入浴は12時から17時です。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
夏・秋
- 所在地Location
- 長野県
- 泉質Spring Quality
- 硫黄泉・単純温泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR松本駅(バス・車)
- 東京からFrom Tokyo
- 約4時間
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
中の湯温泉のよくある質問
Q中の湯温泉はどこにありますか?
長野県松本市安曇、安房峠の途中にあります。上高地への入口にあたり、焼岳の中の湯登山コースの基地にもなっています。宿のロビーや露天風呂からは穂高連峰と霞沢岳が見えます。
Qなぜ場所が移ったのですか?
宿は、安房トンネル工事が原因の水蒸気爆発により、1998年に安房峠途中の現在地へ移転したと書いています。1915年、大正4年の創業で、場所は変わっても宿そのものは続いています。
Q中の湯温泉の湯はどんな湯ですか?
宿は単純硫黄温泉の掛け流しだとしています。内湯と露天風呂、源泉かけ流しの家族風呂があり、露天はブナの原生林に囲まれています。利用時間は13時から翌朝10時まで、19時に男女が入れ替わると宿は案内しています。
Q冬も行けますか?
行けます。宿は上高地唯一の通年営業の宿だとしています。上高地そのものは冬期に閉ざされますが、この宿は開いており、冬の上高地観光の拠点として使えます。
ほかの温泉地と比べる
UPDATED 2026.10.01



