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小谷温泉は長野県小谷村、妙高戸隠連山国立公園の標高850メートルの山腹にある。国道148号の小谷温泉口から山道を10キロ上がった、大湯元の山田旅館だけが建つ湯治場である。さらに車で15分上がった標高900メートルに小谷温泉奥の湯があり、雨飾荘と村営の露天風呂がある。
信玄の家臣が見つけた湯
小谷温泉は弘治元年(1555年)、川中島の合戦の際に武田信玄の家臣に発見されたと伝えられている歴史ある温泉場で、以来長きにわたって湯治場として栄えて現在に至ると小谷村の観光公式サイトは案内している。山田旅館は、元湯の源泉が日本の名湯として明治時代にドイツの温泉万博に出品されたと書く。
裏手から適温で湧く
源泉の泉質はナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)で、温度は44度前後、自然湧出で湧出量は毎分150リットルと村は案内している。山田旅館には元湯と新湯の2本の自家源泉があり、何と言っても温泉はすぐ裏手から適温で湧き出るので、加水や加温することなくそのままの状態で浴槽にかけ流されていると宿は書く。鮮度、湯量、効能と奇跡的に恵まれた本物の温泉だと。
六棟の文化財
大湯元の山田旅館は江戸時代建築の本館をはじめ木造建築6棟が文化庁の登録有形文化財になっており、江戸、明治、大正、平成とそれぞれの時代に建築された建物が軒を連ね、昔ながらの湯治場の風情が大切に残されていると村は案内している。小谷温泉の象徴という元湯の湯殿と、隣の別棟にある展望風呂の外湯の二つの風呂がある。
百名山の深田久弥も親しんだ旅館で、雨飾山の登山基地になっている。信州では珍しくなった自炊湯治もでき、日帰り入浴を受ける。日本秘湯を守る会の会員宿である。現代社会においては決して便利な施設とはいかないが、今も残る日本の温泉文化の原風景として感じてほしいと宿は書いている。
奥の湯とブナ林の露天風呂
小谷温泉から車で15分の小谷温泉奥の湯は、雨飾高原下の源泉からポンプで汲み上げて引湯している。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉(中性低張性温泉)、53.8度前後、毎分204リットル。宿泊施設の雨飾荘のほかに無雪期限定の男女別露天風呂があり、寸志(清掃協力費)で入れると村は案内している。ブナ原生林の中の岩風呂で、雨飾山の登山帰りに入る人が多く、週末の午後は混むことがある。
雨飾山と鎌池
小谷村と新潟県境にそびえる雨飾山は日本百名山の一つで、奥の湯の先に登山口がある。鎌池はブナ林に囲まれた池で、秋の紅葉は多くのカメラマンで賑わう。宿の一つは、1時間足らずで日本海なので海と山の拠点にと書いている。
着くまで
JR大糸線の南小谷駅から小谷村営バスで約40分、中土駅からなら約30分で雨飾高原へ。東京からは北陸新幹線で長野へ出て大糸線経由、あるいは糸魚川から大糸線で南小谷へ向かい、合わせて4時間30分ほど。
車なら長野道の安曇野ICから国道147号、148号で小谷温泉口を右折して10キロ。北陸道の糸魚川ICから国道148号で小谷温泉口を左折して10キロ。平岩からの道は通行止めで、新潟県側の雨飾山荘とは別の場所だと奥の湯の宿は注意を促している。
歩き方
温泉街はない。山田旅館の元湯に入り、文化財の建物を歩き、車で奥の湯へ上がってブナ林の露天風呂に入る。
雨飾山に登るなら前夜に泊まり、下山して村営露天風呂に浸かる。登らない人は鎌池を歩き、紅葉の季節に合わせる。白馬や栂池から1時間ほどで、北アルプスの旅に足すこともできる。
小谷温泉の日帰り入浴
- 山田旅館(日帰り入浴あり)
- 雨飾高原露天風呂(村営、無雪期のみ、寸志)
- 鎌池
村営の雨飾高原露天風呂は無雪期だけの営業で、雨飾山の登山帰りの人で週末の午後は混むと村は案内しています。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
秋・夏
- 所在地Location
- 長野県
- 泉質Spring Quality
- 炭酸水素塩泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR大糸線 南小谷駅(村営バス約40分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約4時間30分
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
小谷温泉のよくある質問
Q小谷温泉の歴史は?
弘治元年(1555年)、川中島の合戦の際に武田信玄の家臣に発見されたと伝えられている歴史ある温泉場で、以来長きにわたって湯治場として栄えて現在に至ると小谷村の観光公式サイトは案内しています。大湯元の山田旅館は、元湯の源泉が明治時代にドイツの温泉万博に出品されたと書いています。
Q小谷温泉の泉質は?
ナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)で、温度は44度前後、自然湧出で湧出量は毎分150リットルと小谷村の観光公式サイトは案内しています。山田旅館は、温泉がすぐ裏手から適温で湧き出るので加水や加温することなくそのまま浴槽にかけ流していると書いています。
Q小谷温泉と奥の湯の違いは?
小谷温泉から車で15分の場所にある小谷温泉奥の湯は、雨飾高原下の源泉からポンプで汲み上げて引湯していると小谷村の観光公式サイトは案内しています。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で53.8度前後、毎分204リットル。宿泊施設の雨飾荘のほかに無雪期限定の男女別露天風呂があり、寸志(清掃協力費)で入れます。
Q小谷温泉の山田旅館は文化財ですか?
江戸時代建築の本館をはじめ木造建築6棟が文化庁の登録有形文化財になっており、江戸、明治、大正、平成とそれぞれの時代に建築された建物が軒を連ね、昔ながらの湯治場の風情を残していると小谷村の観光公式サイトと宿は案内しています。日本秘湯を守る会の会員宿で、自炊湯治もできます。
Q小谷温泉へのアクセスは?
JR大糸線の南小谷駅から小谷村営バスで約40分、中土駅からなら約30分と奥の湯の宿は案内しています。車なら国道148号の小谷温泉口の交差点から山道を10キロ。長野道の安曇野IC、北陸道の糸魚川ICからそれぞれ国道148号を経由します。平岩からの道は通行止めです。
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UPDATED 2026.09.17



