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田沢温泉は長野県青木村、上田の西の山あいにある。青木三山に囲まれた谷に小さな温泉街があり、国宝の三重塔で知られる大法寺の村である。同じ村に沓掛温泉があり、どちらも共同浴場を持つ。
山姥が金時を産んだ湯
田沢温泉の歴史は古く、開湯は飛鳥時代と伝えられていると宿の一つは案内している。湯治に訪れた山姥が、大江山の鬼退治で活躍する坂田金時を産んだという伝説があり、「子宝の湯」として有名。とくに女性にうれしい効能があり、乳の少ない女性は27日、子のない女性は37日で効果が表れるといわれ、ほかに高血圧症、神経痛、皮膚病、慢性リウマチ、婦人病に効き目が期待できると宿は書く。効き方は人によるので、医師に確かめてから使う。
気泡が付くぬる湯
田沢温泉は無色透明のなめらかな肌ざわりが特徴で、湯に浸かれば体中に気泡が付く。泉温が低めで、体への負担なくゆっくりと長湯できるのも魅力。体が芯から温まるため湯上がりはぽかぽかとし、肌が潤ってつるすべになると宿は案内する。宿は日本文化遺産を守る会のサイトに、pH9.6の無色透明の単純硫黄泉、41度の温湯は100%源泉かけ流し、仕上げの湯と言われる名湯と載せている。家族風呂は昔からの1号泉を使った39度の源泉かけ流しである。
温泉街には共同浴場「有乳湯」があり、ますや旅館のすぐ手前と宿は案内している。
藤村が書いた四階建て
田沢温泉の宿の一つ、ますや旅館は国の登録有形文化財である。青木三山に囲まれた高楼で、前身は江戸時代以前から続く庄屋、登録有形文化財となった建築は明治時代に建てられたと推定されると宿は書く。日本文化遺産を守る会のサイトには江戸・明治の木造四階建てで、1550年から続き現在が11代目、映画「卓球温泉」のロケ地とある。
文豪・島崎藤村も若き日に逗留し、随筆「千曲川のスケッチ」に当館に関する記述が見られる。藤村が宿泊していた東館3階の「藤村の間」は、木製建具や調度品をほぼ当時のまま保存し、湯の丸高原から浅間山まで眺められると宿は案内している。時代を経た木のぬくもり、味のあるガラス窓、部屋に掛けられた書画。趣深い木造建築に一歩足を踏み入れれば、時代を遡ったようなノスタルジーに包まれる、と。
大法寺と修那羅
青木村には大法寺の国宝三重塔がある。村は郷土美術館、東急の五島慶太の記念公園と生家跡、修那羅石仏群、ウォルター・ウエストンが日本アルプスを絶賛した地を観光案内に載せる。松茸の産地で、宿の主人が自ら山で採った松茸や山菜を会席に出す。
着くまで
北陸新幹線の上田駅からバスで30分(青木行き)またはタクシーで20〜30分。東京から上田まで新幹線で1時間30分ほどなので、合わせて2時間30分ほど。宿によっては送迎がある。
車なら上信越道の上田菅平ICから約30分、長野道の麻績ICから約20分、信州まつもと空港から約70分。宿の一つはカーナビの住所検索で正確に出ないことがあるので電話番号かマップコードで検索するよう書いている。
歩き方
温泉街は小さく、共同浴場と宿が並ぶ通りを歩ける。有乳湯でぬる湯に浸かり、文化財の宿に泊まり、藤村の間から浅間山を見る。
上田城と別所温泉、大法寺の三重塔と組んで、信州の小さな湯治場に一泊する。派手さのない村の湯である。
田沢温泉の日帰り入浴
- 共同浴場「有乳湯」
- 大法寺の国宝三重塔
- 青木村郷土美術館
共同浴場でぬる湯に入り、国宝三重塔を見る半日が組めます。ますや旅館は日帰り入浴を受けていません。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
9.6アルカリ性
0 酸性7アルカリ性 14
秋・春
- 所在地Location
- 長野県
- 泉質Spring Quality
- 硫黄泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR北陸新幹線 上田駅(バス約30分、タクシー約30分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約2時間30分
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
田沢温泉のよくある質問
Q田沢温泉はなぜ子宝の湯と呼ばれるのですか?
開湯は飛鳥時代と伝えられ、湯治に訪れた山姥が大江山の鬼退治で活躍する坂田金時を産んだという伝説があり、子宝の湯として有名と宿の一つは案内しています。乳の少ない女性は27日、子のない女性は37日で効果が表れるといわれ、ほかに高血圧症、神経痛、皮膚病、慢性リウマチ、婦人病に効き目が期待できると書いています。効き方は人によるので、医師に確かめてください。
Q田沢温泉の泉質は?
pH9.6の無色透明の単純硫黄泉で、41度の温湯を100%源泉かけ流しにすると宿が日本文化遺産を守る会のサイトに載せています。仕上げの湯と言われる名湯で、湯に浸かれば体中に気泡が付き、泉温が低めで体への負担なく長湯できると宿は案内しています。宿の家族風呂は昔からの1号泉を使った39度の源泉かけ流しです。
Q田沢温泉の宿は?
青木村はますや旅館、富士屋、和泉家旅館、山城屋リゾートを載せています。ますや旅館は国登録有形文化財の木造四階建てで、島崎藤村が若き日に逗留し、随筆「千曲川のスケッチ」に実名で登場すると宿は案内しています。前身は江戸時代以前から続く庄屋で、1550年から続き現在11代目、建物は明治時代に建てられたと推定されています。
Q田沢温泉で日帰り入浴はできますか?
温泉街に共同浴場「有乳湯」があると青木村は案内しています。ますや旅館は有乳湯のすぐ手前にあり、宿自身は日帰り入浴を受けていません。同じ青木村の沓掛温泉には共同浴場の小倉乃湯があります。
Q田沢温泉へのアクセスは?
北陸新幹線の上田駅からバスで30分(青木行き)またはタクシーで20〜30分と宿の一つは案内しています。車なら上信越道の上田菅平ICから約30分、長野道の麻績ICから約20分、信州まつもと空港から約70分です。東京から上田まで新幹線で1時間30分ほどなので、合わせて2時間30分ほど。
ほかの温泉地と比べる
田沢温泉の宿

田沢温泉 富士屋
田沢温泉の15室の宿。宿は飛鳥時代後半の開湯といわれる田沢温泉を源泉かけ流しで使い、内風呂の湯を別名「子宝の湯」と書く。貸切風呂は1回40分1,500円。上田駅からバスで青木終点、送迎で約5分。

田沢温泉 ますや旅館
1550年から続き現在11代目。建物は明治期の推定で国登録有形文化財青木三山に囲まれた高楼の木造四階建て、国登録有形文化財の宿。前身は江戸以前から続く庄屋で、島崎藤村が若き日に逗留し「千曲川のスケッチ」に実名で登場する。pH9.6の無色透明の単純硫黄泉、41度のぬる湯を露天風呂と内湯、二つの貸切風呂に100%源泉かけ流しで使い、家族風呂は昔からの1号泉の39度。18室で、藤村が泊まった東館3階の「藤村の間」は建具と調度をほぼ当時のまま残し、浅間山まで見渡す。主人が山で採った松茸と山菜の会席。隣に共同浴場の有乳湯。上田駅からタクシー30分。
UPDATED 2026.09.17


