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Nagano — Onsen Area
白骨温泉(長野県)の風景

Photo: YOSHIFUMI OGISO / CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

Shirahone Onsen

白骨温泉

しらほねおんせん

乳白色の湯で知られる山あいの湯治場。「三日入れば三年風邪をひかない」と伝えられ、湯量は少ないが個性は際立っている。

Quality
炭酸水素塩泉・硫黄泉
Access
JR松本駅(バス約1時間40分)
From Tokyo
約4時間30分
From Osaka
約5時間30分

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白骨温泉の宿を見る(2軒)

白骨温泉の湯は、湧出した直後は無色透明である。空気に触れて成分が変化することで、時間をかけて乳白色に変わっていく。この色の変化そのものが白骨の名の由来になっている。

北アルプスの山中、標高1,400メートル前後に位置し、宿の数は多くない。開発の手が入りにくかったぶん、湯治場としての雰囲気が残っている。

この温泉地の湯

炭酸水素塩泉に硫黄成分を含む湯。浴槽や湯船の縁には、成分が固まった白い湯の花が厚く付着する。

「三日入れば三年風邪をひかない」という言い伝えが古くからあるが、これは効能を保証するものではない。長逗留の湯治文化があったことを示す言葉として受け取りたい。

なぜ白いのか

白骨の湯は、湧いた時点では無色透明である。

空気に触れると成分が変化し、少しずつ白く濁っていく。炭酸水素塩泉に含まれる成分が析出するためで、時間や気温によって濁り方が変わる。同じ湯船でも、朝と夕方では色が違うことがある。

湯船に付着した成分が骨のように見えたことから「白骨」という名がついたと伝わる。かつては「白船」とも書かれた。

人工的に色をつけているわけではなく、成分がそのまま目に見えている。この土地の湯を分かりやすく説明してくれる現象である。

三日入れば三年

「三日入れば三年風邪をひかない」という言い伝えがこの地に残る。

医学的な保証ではない。ただしこの言葉が残ってきた背景には、湯治場として長く使われてきた歴史がある。中里介山の『大菩薩峠』にこの湯が登場したことで名が広まったとも言われる。

効能をうたう表現としてではなく、この土地の湯がどう受け止められてきたかを示す言葉として読むのが正しいだろう。

山の中にあるということ

白骨温泉は標高およそ1400メートル、乗鞍岳の東麓の谷あいにある。

周囲に人家はほとんどなく、宿と野天風呂が谷に点在するだけだ。夜になれば人工の光がなくなる。この静けさは、行きにくさと引き換えに得られるものである。

公共の野天風呂があり、日帰りでも入れる。渓流沿いにあって、湯に浸かりながら山の斜面を見上げることになる。

冬季は雪深く、営業形態が変わる施設がある。道路状況も厳しい。訪れる前に宿と交通機関の状況を確認しておきたい。

上高地・乗鞍とつなぐ

白骨温泉は上高地へ向かうバス路線の途上にある。乗鞍高原も近い。

この位置が使いどころを決めている。上高地を歩いた後に白骨で一泊する、という行程が最も理にかなっている。梓川沿いを何時間も歩いた後の白濁湯は、他では代えがたい。

上高地はマイカー規制があり、通行できる期間も限られる。乗鞍岳へのアクセスも同様に規制がある。いずれも事前の確認が要る。

歩き方

JR松本駅から松本電鉄で新島々へ、そこからバスで白骨温泉に入る。本数が限られ、冬季は運行が変わるため、時刻表を先に確認すること。

温泉地の中は徒歩で回れるが、谷あいなので高低差がある。宿の間の移動は思うより時間がかかる。

一泊二日なら、初日に松本から入って白骨で一泊、翌日に上高地か乗鞍へ。逆に上高地を先にして、歩いた後に白骨へ入る順でもよい。松本城と組み合わせれば、信州を一通り回る行程になる。

Day Trip

白骨温泉の日帰り入浴

  • 公共野天風呂
  • 宿の日帰り入浴

冬季は営業形態が変わる施設があります。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

夏・秋

春夏秋冬
Benefits
慢性皮膚病冷え性神経痛
所在地Location
長野県
泉質Spring Quality
炭酸水素塩泉・硫黄泉
最寄駅Nearest Station
JR松本駅(バス約1時間40分)
東京からFrom Tokyo
約4時間30分
大阪からFrom Osaka
約5時間30分

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

白骨温泉のよくある質問

Q白骨温泉は日帰りでも入れますか?
A

入れます。公共の野天風呂や、日帰り入浴を受け入れている宿があります。ただし山深い場所にあり松本からバスで一時間以上かかるため、日帰りだと移動が行程の大半を占めます。上高地や乗鞍とあわせて一泊するほうが無理がありません。冬季は営業形態が変わる施設があります。

Q白骨温泉の湯はなぜ白いのですか?
A

湧出した時点では無色透明ですが、空気に触れて成分が変化し、白濁していきます。炭酸水素塩泉に含まれる成分が析出するためで、時間や気温によって濁り方が変わります。湯船に付着した成分が骨のように見えたことが「白骨」という名の由来と伝わります。

Q「三日入れば三年風邪をひかない」は本当ですか?
A

古くから伝わる言い伝えで、医学的な保証ではありません。ただしこの言葉が残ってきた背景には、湯治場として長く使われてきた歴史があります。効能をうたう表現ではなく、この土地の湯がどう受け止められてきたかを示す言葉として理解するのがよいでしょう。

Q白骨温泉へは車がなくても行けますか?
A

行けます。JR松本駅から松本電鉄で新島々へ、そこからバスで白骨温泉に入ります。上高地方面へのバス路線の途中にあたります。ただし本数が限られ、冬季は運行が変わるため、時刻表を必ず先に確認してください。

Q上高地とあわせて回れますか?
A

回れます。白骨温泉は上高地へ向かうバス路線の途上にあり、乗鞍高原も近い距離です。上高地を歩いた後に白骨で一泊する行程は定番で、山を歩いた後の白濁湯はよく効きます。上高地はマイカー規制があり、通行できる期間も限られるため、事前に確認してください。

UPDATED 2026.08.13

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